赤ちゃん、頭に大量の汗の原因は?〜汗っかきの対策や注意点〜
全身を使って泣いたり動き回ったり
する赤ちゃんは意外と汗っかき。
個人差はあるかと思いますが、
大人がちょっと今日は涼しいな、
という日でも赤ちゃんだけは
汗びっしょりということも。
特に頭に汗をかきやすい赤ちゃん。
どうして頭にばかり汗をかくのでしょうか?
何か対策をしたほうがよいのでしょうか?
今回はそんな汗っかきの赤ちゃん
について原因や対策などをご紹介して
いきたいと思います。
なぜ赤ちゃんは頭に汗をかくの?
一般的に、赤ちゃんは大人の倍
以上の汗をかくと言われています。
その理由は代謝がいいということもありますが、
それ以上に「汗をかく機能が未熟」
という点に大きな理由があります。
暑さによって熱をもった身体を
冷やすために汗をかくわけですが、
まだまだ発達段階の赤ちゃんは、
汗をかくことだけでは十分に
体温調節をすることができません。
そうなると身体に熱がこ
もってしまいますよね。
その分、血流をよくすることで
身体の熱を放出するという
体温調節の行うことで
身体が熱くなりすぎないように
しているのです。
未発達な赤ちゃんならではの
体温調節の方法なんですね。
そしてその血流が特に頭の部分で
増加するために頭に汗を
かきやすくなるのだそう。
赤ちゃんは全身を使って激しく泣いたり、
動き回ったりするので気温以外の
要因でも体温が高くなりがち。
ですから熱を放出するために、
頭にたくさんの汗をかくのですね!
我が家には娘が2人います。
長女の時に
「赤ちゃんは頭の汗がすごいな〜」
と驚いたものでしたが
次女はそれを上回る汗のかきっぷりで、
2歳の現在も暑い日には
「シャワーでも浴びたの?」
と言われるくらいに
頭がビショビショになります。
赤ちゃんは総じて汗っかきですが、
汗のかく量も個人差が
だいぶ大きいように思います。
汗っかきな赤ちゃん、こんなことに注意
汗っかきな赤ちゃん、
暑い夏場はもちろん
冬場でも意外とたくさんの
汗をかいているのです。
夏は暑いので薄着にしている
ことが多いですが、特に冬場の睡眠時などは、
寝冷えしてしまわないようにと
たくさん着せたり、布団を
かけたりしてしまいがちです。
しかしもともと体温の高めな赤ちゃんは、
着せ過ぎや布団のかけすぎなどで
冬場でも汗をかき、結果として
その汗が冷えて身体を
冷やしてしまうことがあります。
冬なのにあせもができて
しまうということも。
実はこの失敗、私自身も経験があります。
1人目が赤ちゃんの時は勝手が分からず、
冬生まれということもあり
日中も就寝時にも肌着を重ねるなど、
かなり厚着をさせていました。
1ヶ月検診で診察のため、服を脱がせる際に
「こんなに着せてたら赤ちゃんが暑いわよ!」
と保健師さんに指摘されて
初めて自分の間違いに気が付きました。
赤ちゃんは大人よりも薄着でいい、
というのが基本。
大事な子供に風邪をひかせないように、
という親心で厚着をさせてしまうと
かえって良くない結果を
招いてしまうこともあるんですね。
大量の汗 対策は?
シャワーでも浴びたかのように、
髪の毛がおでこにペッタリと
張り付くくらいびしょびしょに
汗をかく赤ちゃん。
そのままにしておくと、
肌への刺激になってあせもや
肌荒れの原因になりますし
臭いの原因にもなります。
特に寝ているときの汗のかき方が
すごいので布団に汗じみが
できるくらい濡れてしまう
なんていうことも。
我が家では枕の代わりにタオルを
敷いて汗を吸収するようにしていましたが
暑いと寝相が悪くなり、
あちこちに移動してしまうので
あまり意味がありませんでした。
できるだけこまめにシーツを
洗ったり布団を干したりするなどして
清潔にしてあげる必要がありそうですね。
びっしょり汗をかくほど暑い時期には、
できるだけエアコンを使用するなどして
汗のかきすぎで熱中症になって
しまわないように対策をするのがベスト。
エアコンがない場合には、
アイスノンなどで頭を冷やしてあげると
気持ちよく眠ることができます。
ただし冷たくしすぎるのは厳禁!
タオルでくるんで、
冷たさを加減してあげましょう。
汗をかきっぱなしにしているのは
あまり良くないので、気がついたときに
濡れタオルで拭き取って
あげるのもいいですね。
こまめに拭き取ることで臭いを
防ぐことができますが、
子供は常に動き回っていますし、
拭いても拭いても汗をかくので、
できる範囲でやってあげましょう。
最近では背中に差し込む汗取りパット
なども、肌触りの良いものが
たくさん販売されています。
背中に汗取りパットを入れておき、
ビショビショになったら
スッと引き抜くだけ。
赤ちゃんは寝入る際にもっとも汗を
かきますが、この汗取りパットを使用すれば
寝ている赤ちゃんを起こすことなく
汗の対策を行うことができます。
汗をかくこと自体は悪いことではありません。
かいた汗をしっかり処理して
あげることで、赤ちゃんのデリケートな肌を
守ってあげるようにしたいですね!
汗をかくことも大切です!
ちょっと暑くなっただけでも
大量に汗をかく赤ちゃん。
そんなに暑くないけれど、
汗をかいているからエアコンを
つけようかしら?
汗をかいてしまうから、
外遊びを控えようかしら?
いえいえ、実は汗をかくことも大切なのです。
エアコンの効いた部屋で汗を
かくことなく過ごすのは快適ですが、
汗をかく機会が少ないと、
お子さんの汗をかく機能は発達しません。
汗をかく汗腺が発達するのは
3歳までと言われています。
その期間に汗をかく習慣をつけておかないと、
暑くても汗をかきにくい
体質になってしまう可能性があります。
最近では汗をかきにくい体質の
お子さんが増えていると言われています。
汗をかきにくいと、熱中症になりやすく、
夏の暑さに弱い身体になってしまいます。
猛烈な暑さの日にエアコンを使用したり
外出を控えることは必要ですが、
それほど暑くない日にはエアコンを
使わずに過ごしたり、外遊びをするなどして
汗をかくことも大切なんです。
もちろん水分補給は
しっかりと行ってくださいね!
赤ちゃんはみんな汗っかき!対策をして快適に
赤ちゃんが大量に汗を
かくのはごく自然なこと。
病気ではないので安心してくださいね。
大量に汗をかいているときには
まず発熱などの症状がないかを
確認したうえで汗を拭き取ったり、
エアコンを使用したりすることで
対策をしてあげましょう。
もちろん水分補給も忘れずに!
冬なら汗をかかないから大丈夫!
と過信せず、着せすぎで
頭や身体に汗をかいていないか
チェックしてあげることも大切です。
汗をかくことは大切なことなので、
汗をかかないように!
と躍起になって対策をする必要はありません。
元気な赤ちゃんはみんな汗で
ビショビショになっているもの。
汗をかかないようにするよりも、
かいた汗の対応をきちんと
行うようにしてあげましょう。
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