赤ちゃん、鏡を見せたらダメ？鏡の前でどんな反応をする？

「赤ちゃんには鏡を見せたらだめ」といわれた
ことはありませんか？でも、赤ちゃん向けの
おもちゃにもよくついているし、家の中を
みても、洗面所・お風呂場・玄関・リビング
など、鏡って以外とたくさんありますよね。

今回は、鏡がダメといわれている理由や
鏡の前でみせる反応についてお話して
いこうと思います。

赤ちゃんが鏡を見ていたとしても、
脳や身体への悪影響を与えるわけでも
なければ、特別視力が悪くなる、という
影響がでるということもありません。

また、医学的根拠もありません。

ところで、ご年配の方が「写真に写ると魂を
抜かれる」と写真撮影を嫌がる場面に遭遇した
ことはありませんか？

昔は、人の姿を映すものは「魂を吸われる」
という考えがあったみたいです。鏡も、
人の姿を映すものの一つ。なので、
「赤ちゃんが鏡を見ると、魂が吸われる」
という迷信が生まれたのではないかと思います。

また、「赤ちゃんが水と間違えないように
するため」というのも聞いたことがあります。

水溜りなどを除くと、鏡ほどはっきりでは
ないものの、なんとなく自分の姿が写って
見えますよね。

過去には、赤ちゃんが水に映った自分の姿
を見て、鏡と勘違いして近づいてしまい事故に
繋がった例もあったみたいです。

また、鏡が割れると破片も飛び散って危険
ですよね。赤ちゃんは、物を掴んでは投げて
を繰り返して遊んだりするもの。

鏡で遊んでいるときに、おもちゃと同じよう
に投げてしまって割れると危険なので、
赤ちゃんにはあまり鏡を与えないように
しよう、という考えもあるのではない
でしょうか。

赤ちゃんに鏡を見せても健康上の問題は
全くありませんが、上記のような事故が
起こらないとも限らないので、安全には
十分気をつけて遊ぶようにしてくださいね。

当然のことですが私たちは鏡に映った自分を
自分だと認識できていますよね。でも、それって
いつから認識できるようになるんだろう？

実は、生後数ヶ月は鏡に映っているのが自分
だと認識できていないんです。鏡に映った自分を
認識し始めるのは、１歳過ぎ～１歳半頃といわれて
います。

生後２、３ヶ月頃から、おもちゃや周りの
赤ちゃんにも興味を持ち始めてきますが、
その頃、鏡を興味津々で覗き込んで遊んで
いるのは、鏡の向こうに居るのは他の赤ちゃん
だと思って興味を持っているのです。

ところで、鏡に映っている自分を認識できて
いるかどうか、気になりませんか？それを
知るために、家庭でも簡単にできる
「マークテスト」というものがありますよ。

まず、赤ちゃんのほっぺや鼻にシールを
貼ります。そして、鏡の前に連れて行き、
反応をみます。

このとき、赤ちゃんが自分のほっぺや鼻を
気にしたり、シールを剥がそうとしたり
すれば、鏡に映っているのが自分だと認識
できていることになりますよ。

簡単に出来るので、そのくらいの月齢の
赤ちゃんがいるならぜひ試してみて
くださいね。

丁度生後３ヶ月を過ぎた娘の話です。
自宅の玄関先に、全身鏡を壁にかけて
あるのですが、出掛ける前、抱っこ
しながら靴を履いて、ふと鏡に近づいて
みると...

なにやら、不思議そうな顔で鏡の中の
自分をじーっと見つめる娘が。

この時期はまだ、鏡に映っているのは
自分だと認識できていないのですが、
少しずつ自分と同じような赤ちゃんが
居ると興味を持ってくる時期。

おそらく、自分と同じような赤ちゃんが、
向こう側にも居る、とでも思ったの
でしょうか？とにかく、物凄く不思議
そうな顔をしていたのを覚えています。

また、最近では「おねんねジム」にぶら
下がっている鏡にも興味津々で、よく手で
掴んだり眺めて遊ぶ様子も見られます。

私の娘は、まだ「じーっと見つめる」という
行動しか見たことがありませんが、赤ちゃんは
鏡の前で色々なかわいい行動を見せてくれる
ようです。もちろん個人差がありますが、

・鏡に向かってお話する
・大きな声を出す
・鏡に手を伸ばして触ろうとする
・鏡に向かって進む、顔を近づける

などの反応を見せてくれますよ。

これらは、鏡に映っているのが自分だと
認識していない時期に見られます。

おそらく、鏡の向こうに同じような
赤ちゃんが居る、と興味を持っているので
このような行動がみられるのでしょう。

赤ちゃんって、本当に色々なものに興味を
示して、見ているこっちも楽しくなって
きますよね。

鏡ひとつとっても、赤ちゃんにとって楽しい
おもちゃ。安全には充分気をつけて、赤ちゃんの
好奇心を見守っていってあげたいですね。