赤ちゃん、耳にできる黄色いかさぶたの正体は?原因や対処法
赤ちゃんと言えば、つるんと
美しいお肌のイメージですよね!
しかし実際には、機能の未熟な
赤ちゃんのお肌にはトラブルがつきもの。
特に月齢が低いうちは、
湿疹などの肌トラブルが起きがちです。
今回はその中でも、耳の部分に
できる黄色いかさぶたについて
その原因や対処方法をご紹介します。
黄色いかさぶたの正体や、
予防するために必要なケアに
ついて知っておけば
かさぶたができることを
防ぐことができたり
早いうちに治すことができたりと
赤ちゃんの綺麗なお肌を
守ることができますよ!
耳にできる黄色いかさぶたの正体
赤ちゃんのほとんどが経験する乳児湿疹。
生まれてからすぐの赤ちゃんは
皮脂の分泌が盛んで、
肌の保護機能が未熟なために
皮脂や汚れによって、すぐに
湿疹ができてしまいます。
赤ちゃんにできる湿疹を
まとめて乳児湿疹と呼びますが
実際には湿疹にも様々な種類があります。
そのうちの1つ、
脂漏性湿疹によって耳に黄色い
かさぶたのようなものができることがあります。
この脂漏性湿疹は身体でなはく、
顔や頭にできるのが特徴。
今回ご紹介している耳の部分だけでなく
おでこや頭皮にもよく見られます。
かさかさと乾燥して、
白いかさぶたのようなものが
できることもありますが
耳にできる脂漏性湿疹は
黄色っぽい色をしている場合が多いようです。
特に耳の付け根のあたりにできやすく、
耳切れのような状態になることもあります。
関連記事
・乳児脂漏性湿疹とは?耳、頭皮、顔に出来たときの保湿やケア方法
黄色いかさぶたができる原因
前述のように、生まれたばかりの
赤ちゃんは皮脂の分泌量が多く、
そのために毛穴に皮脂が詰まって
湿疹ができやすくなります。
脂漏性湿疹も同様です。
皮脂と汚れは混ざり合うことに
よって黄色いかさぶたの
ようなものができます。
耳の部分は、赤ちゃんは顔を
横にして寝ている際に口から
出たよだれやミルクなどが
顔を伝って流れ込むことで
汚れが溜まりやすくなっています。
赤ちゃんの耳に水が入ってしまうことを
恐れて沐浴、入浴の際に十分に
洗えていないと皮脂や汚れが溜まって、
脂漏性湿疹ができやすくなってしまいます。
黄色いかさぶたができたときの対処法
脂漏性湿疹を完全に治すためには
皮脂の分泌がおさまるのを
待たなくてはなりません。
分泌がおさまってくるまでは
できるだけ肌に皮脂と
汚れが毛穴に詰まらないように
気をつけてケアをしてあげることが大切。
ポイントは沐浴、入浴時にしっかりと
皮脂と汚れを落すことと
保湿をして、刺激に対するバリアを
作ってあげることです。
入浴、沐浴時にはよく泡立てた
石鹸や泡ソープを使い
力を入れすぎないよう
気をつけながらよく洗います。
耳の後ろは汚れが溜まりやすいにも関わらず
洗う際につい忘れがちになってしまいますので
意識してよく洗うようにしましょう。
入浴、沐浴時以外で汚れが気になった場合は
軽く濡らしたガーゼで優しく拭き取ります。
乾いたガーゼで肌をこすると刺激になりますので
少し濡らしてあげるのがポイントです。
汚れを落とした後はしっかりと保湿。
保湿剤を耳の周辺まで忘れずに
塗るようにしましょう。
我が家でも娘が1ヶ月検診を
受けた後くらいから
耳の黄色いかさぶたができるようになりました。
おでこやほっぺにも湿疹ができていましたが
清潔と保湿を心がけるうちに自然と改善。
しかし耳の部分だけはなかなか良くならずに
かさぶたのように乾燥した
状態とジクジクとした状態を
常に繰り返していたため、
小児科に通院し、薬を処方してもらっていました。
うちの娘の場合も保湿剤に加えて、
ステロイド剤が処方されました。
よくなったと思ったらまた悪化して、
ということを繰り返し、
薬を塗る頻度を減らしながら
完治を目指していました。
乳児湿疹はかゆみはないと言われていますが
湿疹のできた部分が耳切れになり
その部分がかゆいのか、
娘が触ってしまって
なかなかよくなりませんでした。
かさぶたがよくならないうちに
RSウイスル感染で入院した娘は
点滴を固定するために手を包帯で
覆ったため、耳に触ることができなくなり
その間にかさぶたがよくなっていきました。
入院はほんの数日でしたが、
触らずにいたことが良かったのか
退院後、耳のかさぶたは綺麗になくなり、
その後できることはなくなりました。
手が思うように動かせるようになってくると
湿疹の部分を触ってしまい、
それによって悪化してしまうことも
ありますので爪をこまめに切ったり、
暑い時期でなければミトンをはめたりするなど
対策をするといいかもしれませんね!
こんな時には病院へ!
脂漏性湿疹などの乳児湿疹は
よほどひどくない場合には
ホームケアが基本となります。
しかし、かさぶたがひどく、
厚く重なるようになっていたり
ジクジクとしている状態が続くような場合は
細菌が繁殖してしまうことがありますので
小児科や皮膚科を受診し、
薬を処方してもらうことをおすすめします。
我が家の娘の場合は、
ホームケアで対処しつつ様子を
見ていたのですが、予防接種で
小児科に行った際に、先生から
「耳のところのかさぶたが
ひどいようだから、別の日に
改めて受診してくださいね」と
受診をすすめられて、
診察をしてもらうようになりました。
脂漏性湿疹のできやすい時期は
予防接種で小児科に行くことも
多い時期だと思いますので
気になる場合は、まず
予防接種の時に見てもらうのもいいですね。
耳の黄色いかさぶた まずはホームケアで対策を!
脂漏性湿疹などの乳児湿疹は
どんなに清潔と保湿を心がけていても
ほとんどの赤ちゃんが経験するものです。
赤ちゃんのお肌にトラブルが起きると
お父さんもお母さんも不安に
なってしまうかもしれませんが
時期がくればおさまるものですので、
清潔と保湿を継続して行い、
必要であれば病院で受診をして
薬を塗るなどして、ケアをしてあげてくださいね。
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