赤ちゃん、抱っこで腰痛やぎっくり腰になった〜対処法や経験談〜

赤ちゃん、抱っこで腰痛やぎっくり腰になった〜対処法や経験談〜

 

生まれたばかりの頃は片腕で
抱っこ出来た小さくて軽かった赤ちゃんも
1ヶ月経つと”ズシっ”と重さを感じるように。

 

そして赤ちゃんが成長するにしたがって
抱っこするママの肩や腕の筋が張って
次第に背中や腰まで筋肉がガチガチになってきます。

 

私は腰痛、ぎっくり腰と手首の
腱鞘炎になってしまいました。

 

出産後に腰痛になる人も多いと
いいますがその原因と対策、
また赤ちゃんを抱っこして
腰痛になりにくい予防法など
ご紹介したいと思います。

赤ちゃんを抱っこして腰痛になりやすい原因は?

 

妊娠するとホルモンバランスの
変化で骨盤が緩んで来ます。
その上お腹の重さを支えようと反った
姿勢を取ろうとするために
腰痛が起きやすくなります。

 

そしていざ出産になると赤ちゃんが
骨盤を通り易くするためママの骨盤の
靭帯やその周りの筋肉が緩むので
腰を守る筋肉も弱まった状態になるのです。

 

 

産後に骨盤が戻るまでの約3ヶ月間を
ゆっくり過ごせれば良いのですが
赤ちゃんのお世話は待ったなしでなかなか
ゆっくり過ごすことは難しいですね。

 

そして日々赤ちゃんのお世話をすると
抱っこや沐浴、寝かせる時、
オムツを換えるときなど腰をかがめる
機会が増えるため腰への負担が大きくなります。

 

その負担は赤ちゃんが重たくなる
程大きくなるためママの腰周りは
常に筋肉が張り詰めた状態になるのです。

 

 

抱っこして腰痛になった時の対処法

 

赤ちゃんを抱っこしながら利き手で
家事をする事があると思うのですが
この片側だけに負担がかかる事も
背中や腰痛の原因にもなっているのです。

 

バランス良く左右両側の筋肉を使うことにより
腰痛も軽くなりますので
意識して抱っこするようにしてみて下さい。

 

鍼灸師の方に相談したところ
ぎっくり腰でない場合
(ぎっくり腰の場合患部を
温めるのは逆効果との事)
でしたら腰に蒸しタオルを
置くと良いとのことでした。

 

塗らして固く絞ったフェイスタオルを
電子レンジで温め、
火傷しない程度まで冷ましたら
冷たくなるまで腰に当てて置くと良いそうです。

 

冷めて行く過程が血行促進と筋肉の冷却に
効果的なので冷たくなるまで
置くことが大事だそうです。

 

赤ちゃんを抱っこして起きている
腰痛の場合は筋肉の張り、血液循環が
滞っている場合が多いので対処法として
蒸しタオル療法がおススメとの事です。

 

ぎっくり腰の場合熱いお風呂に
入ると炎症が酷くなるので
熱いお風呂に入ることは避けたほうが
いいですが痛みが少し治まってきたら
ぬるめのお風呂に入ると重力から
開放されて痛みが和らぎリラックス出来ます。

 

 

抱っこで腰痛にならない予防法

 

日中活動している時間帯は
気付かないかも知れませんが
寝て全身の筋肉が緩んだ状態から
動こうとすると腰などに
違和感や痛みを感じることがあると思います。

 

これは赤ちゃんを抱っこしたり
日常のお世話をする内に
腕・肩・背中・腰の筋肉が緊張状態にある上に
産後間もなくは睡眠不足で身体が回復する
時間がなかなか取れないためでもあります。

 

腰痛がある場合でもない場合でも
起き上がるとき
”パッ”と起き上がるのは
ぎっくり腰になる危険性も
あるので気をつけましょう。

 

まず仰向けになって膝を立てて
横を向いてからゆっくり
起き上がると良いですよ。

 

あとソファーで授乳する際に
背中にクッションを当てて
体重を預けられる状態にすると良いです。

 

ソファーは寄りかかった時に快適に
なるよう角度が付いているため
授乳する時に背もたれに
寄りかからずに自分が前かがみに座ると
腰への負担がとても大きくなって
しまいますからご注意下さい。

 

また授乳クッションなどを
使って腕への負担を小さくしましょう。

 

我が家では寝かしつけてから
ベビーベッドに置くと赤ちゃんが
起きてしまったため
すっかり物置きと化してしまったのですが
赤ちゃんを寝かせるのは
なるべくベビーベッドを使うと
抱き上げる際のママの腰への負担が減ります。

 

私のようにもし赤ちゃんも
お布団で寝る場合、赤ちゃんを
抱っこして立ち上がる際は
どんなに軽くても腰を曲げて
抱き起こすのではなく
膝を曲げてしゃがんでから
少しずつ立ち上がるようにしましょう。

 

 

経験談

 

私自身も妊娠期間中はそれほど
腰痛は経験しなかったのですが
産後に慢性的な腰痛とぎっくり腰を
2回経験しました。

 

日中動いている時間帯はそれほど
気にならないのですが
夜中に寝返りをする時や寝起きに
腰から背中への筋肉の張りが酷く
起き上がるのに時間がかかりました。

 

ぎっくり腰は今まで3回しか経験がないのですが
産後3ヶ月と6ヶ月の時に2回も経験しました。

 

赤ちゃんを抱き上げる時や腰をかがめて
重たいものを持ち上げた時ではなく
いずれも床にあるガーゼなど
軽いものを拾い上げる時に発症しました。

 

ぎっくり腰を経験した方なら
分かると思いますが歩くことはおろか
座っているのも辛いため実家から
迎えに来てもらい1週間実家で
赤ちゃんのお世話や家事など手伝ってもらいました。

 

整形外科に行き相談したところ、
授乳中は腰周りの筋肉が戻りにくく
背骨を支える靭帯が緩んでいるため
背骨が滑りやすくぎっくり腰を
発症しやすいとの事でした。

 

最近では、肩と腰で支える抱っこ紐が
主流で私も愛用していましたが
腰にも負担がかかるため
長時間使用することにより、
ますます背骨が前にずれやすいと言われました。

 

家事をしながら赤ちゃんをおんぶして
しまえば泣かせずに家事もサクサク出来たので
日中抱っこ紐に頼り過ぎていたのも
ぎっくり腰の原因になっていたようです。

 

私のかかった整形外科では
授乳中の湿布薬は推奨しないとの事で
湿布薬は使わず腰のコルセットを出されました。

 

これは貼り薬でも皮膚から薬の成分が血中に
取り込まれ母乳に移行されるためだそうです。
(湿布薬を使う場合は授乳中でも使えるか
どうか確認してから使うようにしましょうね)

 

コルセットで腰を支えられると
幾分か痛みが和らぎました。
起きている時だけでなく寝ている時に
着けると寝返りを打つときなど楽でした。

 

 

日ごろの心がけが大切

 

ママの身体は妊娠・出産・育児で
大きく変化します。

 

産後身体が回復する間も
なく怒涛の育児に奮闘し
毎日クタクタですよね。

 

赤ちゃんを抱っこして腰痛など
色々な症状が表れても
自分のケアをする時間を作るのは
なかなか大変だと思います。

 

でも特別なことをしなくても
普段の生活の中の動きを気を付けるだけで
腰痛などの身体の不調を
軽くすることが出来ますから
少しで良いので意識してみて下さいね。

 

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