赤ちゃん、癇癪はなぜ起こる?経験談や正しい対応の仕方について
赤ちゃんは泣くのが仕事、と
よく言いますよね。たしかに
その通りで、赤ちゃんは一日の
大半をよく眠り、よく遊び、よく
泣いて過ごし大きくなっていきます。
泣くのは仕方ない、頭では分かって
いても、毎日毎日育児を頑張って
いるママにとって、赤ちゃんが
泣き続けるのがつらい時もあるはず。
はっきりとした原因もないのに
泣いたりぐずったり、赤ちゃんの
「癇癪」で困っている方も多い事
でしょう。
どうして赤ちゃんは癇癪を起すので
しょうか?原因はあるのでしょうか?
そして赤ちゃんが癇癪を起した時の
正しい対策とは?経験談を元に
対応などご紹介します。
赤ちゃんの癇癪とは?いつから起きる?
そもそも「癇癪」とはなんでしょうか?
赤ちゃんは言葉を話せないので泣いて
自分の気持ちを訴えますよね。眠い、
暑い・寒い、お腹がすいた、オムツが
気持ち悪い…など。
泣いている理由がはっきりとしていて
対応をすれば泣き止んでくれる。
それが通常なのですが、癇癪の時は
何をしても泣き止まないのです。
泣き方も激しく、大きな声でギャー!
と泣き続けたり、床にひっくり返って
ジタバタしながら大泣きしたり、または
物に当たり散らして大暴れしたりと、
赤ちゃんによって癇癪の起こし方は
様々だと思います。
癇癪をおこし始めるのはだいたい
赤ちゃんが1歳頃からと言われています。
いつまでとははっきりしておらず、
2歳のイヤイヤ期でも、イヤイヤから
癇癪へ発展していったりします。
そして1歳前の赤ちゃんでも癇癪を起こす
子もいます。何かとはっきりしないのが
癇癪です。
慣れない育児にヘトヘトの時に癇癪を
起こされると本当に疲れ果てて、
泣きたくなってしまいますよね。
どうしたって泣き止んでくれない、
というのは親にとってストレスなものです。
どうして癇癪を起すのでしょう?
では、なぜ赤ちゃんは癇癪を起すのでしょうか?
理由もなく泣いているのか?と言えば
そうでもなく、赤ちゃんなりに理由はあります。
欲しいおもちゃが取れないとか、おもちゃで
上手に遊べないとか、思い通りにママが
来てくれないとか…その時にはそれなりに
原因があります。でもまだまだ上手に
それを訴えられません。その不満が爆発して
いる状態が「癇癪」です。
逆にそれは赤ちゃんがそれだけ自分の頭で
考えられるようになった、感情の種類も
どんどん増えてきている成長の証と言っても
良いのでしょう。
ただ黙って大人にお世話されていた時期に
比べれば、自我が芽生えている証拠ですから、
本来喜ばしいことです。
成長のステップアップ?「癇癪」経験談
さて、我が家でも赤ちゃんの癇癪で
悩んだ過去があります。
現在は小学生になった双子が赤ちゃんの
頃、それはそれは癇癪で大変な時期が
ありました。
これは双子あるあるなのかもしれませんが
双子が癇癪を起す時は交互です。なぜか
同時にはあまり癇癪を起しません。
片方が泣きわめいている横で、もう一人は
知らん顔で遊んでいます。片方が泣き止むと
もう一人が癇癪を起す、そんな感じでした。
この癇癪、赤ちゃんたちが1歳前後で多く
あった記憶があります。まだ満足に
言葉でお話できない頃、何が不満か
分からないままグズグズ泣き続けます。
その間は何をしてもダメなので、
こちらは耐えるしかありませんでした。
2歳になってイヤイヤ期が始まっても
やはり癇癪はあり、年齢が上がっていく
につれて無くなっていきました。
その中で気づいた事があります。
我が家の場合だけなのかもしれませんが
赤ちゃんが癇癪を起すタイミングで、
赤ちゃんがグッと成長しているのです。
「なんだか今日はぐずぐず泣きっぱなし
だけど、どうしたんだろう」と
思っていると、おしゃべりが増えたり
体の動かし方が上手に変化していたりと
成長がみえました。
あと、何か刺激を受けた時もよく
癇癪を起していました。
同じ月齢のお友達とたくさん触れ合う
機会があった時や、動物園などで
見たことのない動物を見た翌日など。
赤ちゃんにとってはそれらの事が
大きな刺激となって、成長のステップ
アップにつながっているのではと
感じました。言葉で伝えられない、
文字で気持ちを記せない、その代わりに
癇癪を起すのかなと思うように
なりました。
ですから、成長と共に言葉で伝え
られるようになると癇癪が減って
いったのかもしれません。
癇癪を起している時はイライラして
こちらが癇癪を起しそうになって
いましたが、成長のステップアップの
タイミングがきたんだな!と考える
ようになると、気持ちが楽になりました。
癇癪を起したらどう対応する?
赤ちゃんが癇癪を起すと、抱っこしても
あやしてもおさまらずほとほと困って
しまいませんか?
毎日育児と家事や仕事で忙しく、疲れ
気味のところで癇癪が起きてしまうと
どんなに気をつけていても我慢できず
嫌になってしまうのは当然の事です。
赤ちゃんが癇癪を起した時、どうしても
我慢できない時は少しの間だけでも
側を離れて気持ちを落ち着かせて良いと
思います。
もちろん完全に放置したり、赤ちゃんを
小部屋に閉じ込めたりは絶対にしては
いけませんが、少し距離をとるだけでも
気持ちに余裕が出ます。
そして、優しく声をかけながら
背中をトントンとしてあげます。
赤ちゃんの気持ちに寄り添ってあげて
ください。赤ちゃんも自分の気持ちを、
感情をうまく伝えられなくてきっと
つらいのです。その感情の爆発が
癇癪ですから、大人が優しく寄り添って
あげるのが一番大切だと思います。
お風呂に一緒に入ったりして、気持ちを
切り替えてあげるのも良いと思います。
私はよくこの手を使っていました。
夕方などに癇癪を起した時は、早めに
一緒にお風呂に入ります。それでも
癇癪がおさまらず、お風呂の中で
泣き声が反響して逆に疲れ果てた
経験もありますが…。色々試してみると、
何か効果的な気分転換がみつかるかも
しれません。
残念ながら癇癪が起きないように対策を
する事は難しいと思います。
赤ちゃんが癇癪を起した時に
周りの大人がイライラせず優しく対応して
あげること、赤ちゃんの気持ちを理解して
あげることが何よりの対応策だと思います。
いつかは無くなる癇癪
赤ちゃんの癇癪でお疲れ気味のママや
パパも多いことでしょう。
頭では分かっていても
「どうしたらいいの?」と
泣きたくなる時もありますよね。
でも、癇癪を起しながら赤ちゃんは成長して
いきます。それを乗り越えながら私たちも
親として成長していきます。
成長といえば、その癇癪をおこしている姿を
記録しておくと、大きくなった時に良い
思い出になったりしますよ。
ビデオで撮影している時に癇癪が
起きた事があり、それを子供が大きく
なってから一緒にみたのですが、
「この時〇〇がいやで泣いてたんだ」
と子供が説明してくれてびっくり。
恥ずかしそうに癇癪を起す自分を
みている子供を見るのも面白いものです。
もし余裕があれば癇癪中の
赤ちゃんを撮影するのもおすすめです。
癇癪はいつか必ず起さなくなります。
成長してるんだな、仕方ないんだなと
割り切って乗り越えていってください。
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