赤ちゃんに食パンはいつから?注意点や時期別のおすすめレシピ
生後5〜6ヶ月頃から離乳に向けて少しずつ始まる
赤ちゃんの食事。離乳食をあげる際は調理の仕方や
アレルギー対策などお母さんは気になることが
たくさんですよね。
今回は主食として大活躍する「食パン」について
赤ちゃんにいつからあげても大丈夫なのか、
初めて試す際の注意点、更にはおすすめのレシピ
などについて紹介していきたいと思います。
食パンはいつから食べさせて良い?
離乳食で食パンを試す時期については
いろいろな意見がありますが、基本的には初期食
(生後5〜6ヶ月頃)から試して大丈夫です。
ただし食パンは同じ主食でもご飯に比べるとバター
などの塩分が多く入っていたりアレルギーの原因と
なりうる小麦や乳、卵が使用されています。
ですから、初期の中でも中期に近い後半時期に
あげることが望ましいでしょう。
お米や野菜など他の食材に十分慣れてから
試してみても遅くはないですよ。
初期に試す場合には、食パンも他の食材同様
ペースト状にする必要があります。しかしパン
そのものをペースト状にすることはできません。
そのため、後のレシピでも紹介しますがパン粥
にしてミルクやスープなどの水分を十分に染み
込ませ、赤ちゃんの食べやすい形状であげるように
してくださいね。
食パンをそのまま食べることが出来るのはおおよそ
離乳食中期後半の生後8ヶ月頃からです。
初期に食パンをあげる際にはひと手間加えて
あげると赤ちゃんも喜んで食べてくれること
でしょう。
赤ちゃんに食パンを試す際の注意点
では赤ちゃんに初めて食パンを試す際には
どのような点に気を付ければ良いのでしょうか。
食パンには先ほども述べたように小麦や乳、
卵などが使われているため、アレルギーを
引き起こす可能性があり注意が必要です。
もしもアレルギーを引き起こした場合には皮膚
症状として口周りやお腹などにかゆみや湿疹が
出たり、下痢や嘔吐、腹痛などの症状が
見られます。
アレルギーとは体の中で対象の物質が「異物」
として認識されることにより起こる疾患のこと。
対象物質の摂取が少なければ少ないほどその
症状は軽くなります。
ですから、食パンに限らずですが初めての
食材を与える際には小さじ1杯程度のごく少量
から始めるようにしましょう。
また、同じ日に2種以上初めての食品を
与えないようにしてください。
食パン以外の食材を同日に試しもしもアレルギー
反応が出た場合、どの食品に対して反応したかが
わかりにくくなってしまうからです。
そして万が一アレルギーと思われる症状が出た場合
には食事を中断し、病院を受診する必要があり
ます。もしもの場合を考慮し、初めての食材を試す
時間は病院が開いているお昼頃までが望ましい
でしょう。
更に、月齢に合った固さや形状を意識して調理
してみてください。赤ちゃんにとって飲み込み
づらかったり大きすぎる形状の場合、嫌がって
泣いたり吐き出してしまう可能性があります。
初期であれば水分を十分に含ませドロドロに、
逆に完了食に近付いてきたころであれば
握りやすい形状や一口サイズなどにしてあげると
良いでしょう。
バリエーション豊富なのに簡単!初期〜中期食におすすめ離乳食パンレシピ
さて、ここからは食パンを使った離乳食レシピを
紹介していきましょう。
「離乳食」というとなんだか手がかかりそうと
思われがち。しかし、忙しいお母さんのため
ここでは出来る限り手間をはぶき簡単に、
かつアレンジ豊富なメニューを記載していきたい
と思います。
まずは初期食〜中期食におすすめのメニューです。
●ミルクパン粥
離乳食パンレシピの王道ですよね。
固形のパンが食べられない赤ちゃんでも、
ミルクをしっかりと吸い込んだパンは
とてもしっとり柔らかですのできっと
喜んで食べてくれるはず。
まだ牛乳を飲むことが出来なくても
粉ミルクで代用できますので
安心ですね。
更にバナナやいちご、かぼちゃなどお好きな
果物や野菜を混ぜればバリエーションは無限大。
赤ちゃんの好みを探してみるのも楽しいですよ。
【材料】
・食パン(※耳は使用しません)
初期/冷凍しておろし金で削ったもの、
もしくはパン粉で代用もOK
中期/細かくちぎる
・粉ミルク(お湯でといたもの) 適量
・お好きな野菜や果物をペースト状にしたもの
【作り方】
1.食パンを月齢に合わせた形状に下準備したら、
分量通りにといた粉ミルクに浸し、十分に水分を
含ませる。
2.お好きな野菜や果物を混ぜれば出来上がり
とても簡単ですよね。
粉ミルクを野菜スープに変えれば
スープパン粥にも早変わりしますので
是非お試しください。
●パングラタン
こちらはホワイトソースやトマトソースを
使用するグラタン風のレシピです。
グラタンというと月齢の高い子が食べるという
イメージですが、食パンを使い赤ちゃん用に
アレンジすれば食べることが出来ますよ。
初期の終わり頃、もしくは中期から
試してみましょう。
また、1度多めにホワイトソースや
トマトソースを作れば冷凍して他のレシピ
(お粥やうどんにかけるなど)に使い回し
することが出来ますので、オススメです。
最近はベビー用品店などでお湯にとくだけで
完成するソースも販売されていますので、
上手に活用すると良いですね。
〜まずはホワイトソースの作り方〜
【材料】
・小麦粉大匙1(片栗粉で代用可)
・バター10g(水で代用可)
・粉ミルク100cc(豆乳でも可)
【作り方】
1.レンジで溶かしたバターに小麦粉を入れ混ぜる
2.さらにお湯でといた粉ミルクを加える
3.レンジで1分加熱→混ぜる→さらに30秒
加熱→混ぜる完成です。
鍋を使わず電子レンジで出来るのでとても
簡単ですよね。また、アレルギーが気になる
赤ちゃんは上記の食材で代用も可能ですよ。
〜続いて、パングラタンの作り方をご紹介〜
【材料】
・食パン(※耳は使用しません)
初期/冷凍しておろし金で削ったもの、
もしくはパン粉で代用もOK
中期/細かくちぎる
・粉ミルク(お湯でといたもの) 少量
・ホワイトソース 適量
・トマトソース 適量
※種と皮を除いたトマトをレンジで加熱し、
水分を少し飛ばしたもの
・粉チーズ(お好みに合わせて)
・お好きな野菜を月齢に合わせて調理したもの
【作り方】
1.食パンを少量の粉ミルクに浸し
水分を含ませる
2.耐熱皿に1の食パン、お好みの野菜、
ホワイトソース、トマトソースの順に乗せる
3.粉チーズ少量を振りかけ、トースター
軽くで焼く
野菜、ホワイトソース、トマトソース全て
冷凍が可能です。
1度調理しておけば解凍したものを
レンジでチンして乗せるだけですから
手間いらずですね。
赤ちゃんの手づかみ食べを応援!後期〜完了食におすすめ離乳食パンレシピ
続いては後期食〜完了食の赤ちゃん向け
パンレシピです。
この時期の赤ちゃんは、なんでも自分でつかんで
食べたい時期。そんな赤ちゃんも食べやすい、
手づかみ食べ応援メニューを紹介していきたいと
思います。
●フレンチトースト
スティック状や一口サイズにカットしてから
焼いてあげれば、手づかみ食べしやすいメニュー。
また、水分を十分に含んでいますのでとても
食べやすいですね。
【材料】
・食パン 1枚
※耳は除き、スティック状や一口サイズにカット
・卵(卵黄のみでもOK)1個
・牛乳(粉ミルクや豆乳でもOK)20ml
・砂糖 少々
・バター(植物性オイルでも可)少量
【作り方】
1.食パンとバター以外の材料を全て混ぜ
たまご液を作る
2.1のたまご液にカットした食パンを浸す
3.バターをひいたフライパンで焼き目がつくまで焼く
卵に火が通るよう、
しっかりと焼いてくださいね。
きなこや潰したバナナを入れるなど
アレンジも出来ますよ。
●くるくるロールパン
【材料】
・食パン 1枚
※サンドイッチ用が理想、なければ厚さを
半分にカット
・お好きな野菜や果物のペースト
※甘味の強いジャムの場合は少量
【作り方】
1.食パンにお好きな野菜や果物のペースト
(バナナやいちご、南瓜など)を塗る
2.ラップでくるくる巻きながら形を整え
棒状にする
3.一口大にカットする
火を使わないので忙しい朝などに
持ってこいですね。
ペーストの種類次第でアレンジも
可能ですよ。
●きなこトースト
【材料】
・食パン 1枚
※耳を除き、1口大にカット
・きなこ 小さじ1
・砂糖 小さじ1
【作り方】
1.きなこと砂糖をポリ袋の中で混ぜておく
2.1口大にカットした食パンを
トースターでこんがり焼く
3.2を1に入れてシャカシャカ振る
ポリ袋に入れて振るだけで、
温かい食パンの水分によって
きなこと砂糖がパンに付きます。
息子が大好きなメニューのため、
我が家でも頻繁に登場しています。
いかがでいたでしょうか。
どれもコツがいらないほどとても簡単ですので、
是非試してみてくださいね。
食パンを離乳食に上手に取り入れてみましょう
初めて食パンを与えるときにはアレルギー
などの心配があるかもしれません。
しかし、適切な方法で試した結果、特に
赤ちゃんに変化が見られないようであれば
大丈夫です。
食パンは柔らかいので食べやすく、
アレンジ豊富ですから子どもも大好き。
そんな食パンを上手に離乳食に取り入れ、
赤ちゃんと一緒の食事を
お父さん、お母さんも楽しんでみては
いかがでしょうか。
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