子供が言うことを聞かない時の対処法〜自己主張とわがままの違い〜

子供 言うことを聞かない時の原因や対処法

 

急いでいる時に限って、駄々をこねる。
公園へ行くと、決まって帰りたくないと泣く。
危ないよと声を掛けているのに、走り回る。

 

などなど、親になると、
「子供が言うことを聞いてくれない」エピソードは、
山ほどあることでしょう。

 

そして、子育てのイライラの原因は
ほとんどがそのせいだと言っても、過言ではありません。

 

子供が言うことを聞いてくれない原因や対処法を
知ることで、ママのイライラも
少しは解消されるのではないでしょうか。

言うことを聞かない原因

 

子供はなぜ、言うことを聞いてくれないのでしょう?
言うことを聞かないとは、
子供がこうしたいと強く思い、
自分の考えを通そうとしている状態です。

 

魔の2歳児と呼ばれることもありますが、
子供は2歳頃から、自我が目覚めます。
そして、3歳4歳と自己主張が強くなっていきます。

 

ママを困らせたいと思っているわけではなく、
「こうしたい」と真っすぐな思いを
表現しているだけなのです。

 

また、失敗するなどといった概念を持っていないので、
時間の掛かることや危険なことをしてしまうのです。

 

 

失敗から学ぶ

 

「だから言ったでしょ」
この言葉を口にしたことの無いママは
いないのではないでしょうか。

 

言うことを聞いてくれなかったせいで、
転んで大泣きしたなど、失敗やトラブルは付き物ですね。

 

大泣きされれば、ママはあやすのに大変です。
ましてや、外出中など、他の人の目があると、
泣きたいのはこっち!と嫌にもなります。

 

しかし、失敗は成功のもと。
一つ一つが経験となって、子供が自分なりの方法を
見つけることができるのです。

 

「この子また一つ勉強したな」
と大らかな気持ちでいてあげたいですね。

 

 

自己主張とわがまま

 

靴下を履かせてあげようとすると、
出来ないのに自分でやろうとする。
買い物中に、これが欲しいと言って大騒ぎする。
両者とも一見同じように感じますが、
まったく違うものです。

 

出来ないことを自分でやろうとする気持ちは
応援してあげるべきですが、
欲しいものを手に入れるために大騒ぎするのは、
ただのわがままです。

 

わがままには毅然とした態度で、接するべきです。
1度でも通してしまうと、次から次へときりがなくなります。
子供は、「騒げば自分の思い通りになる」
と学習してしまうのです。
ですから、ダメなものはダメと教えましょう。

 

また、子供がこうしたいと思うことでも、
危険なことや、命に係わること、
相手を傷つけることなどは、
厳しく注意しましょう。

 

どの場合も、注意する時は
なぜダメなのかを説明してあげましょう。
また、同じ事を繰り返しても
何度でも根気強く、伝えてあげなければいけません。

 

これは集団生活のルールや、約束を守るなど
社会性を身に着ける基礎となっていきます。

 

 

言うことを聞かない時の対処法

 

言うことを聞かない時にはどうしたらいいでしょう?
やはり一番大切なのは、
余裕を持って見守ってあげることです。

 

子供は、日常の些細なことからでも、
「ひとりでできた」という達成感を得て
それが自信へとつながります。

 

子供の成長にとって、大切な感情です。
それは分かっていても、毎日ともなると
本当に疲れますよね。
そこで、我が家で有効だった技をお教えします。

 

それは、「おだてる」ことです。
例えば、ズボンを履くときには、
「すごいねー。自分でできるの?」
など少々大げさに、褒めてあげてください。
自分でやっているような気にさせて、
さりげなく手伝うと、以外にも簡単に終わります。

 

 

他にも、「小声で話す」のも使えました。
オムツを変えるのを嫌がる時には、
耳元でヒソヒソ話すのです。
「お尻変えるから、ゴロンってできる?」
すると小声で「うん」と言って寝そべってくれます。

 

また、外を歩く時にも、
頭ごなしに危ないよと言うのではなく、
同じ目線になって
「ブーが来るから危ないんだよ。わかる?」
とお話しすると素直に聞いてくれました。
命令口調で伝えると反発しますが、
「できるかな?わかるかな?」と語り掛けると
伝わりやすいのかもしれません。

 

 

これは自己主張なのか、単なるわがままなのか
線引きはご家庭によって変わるかもしれません。
まずは、ママとパパがしっかりと話し合うことが大切です。

 

そして、「自分でやりたい」という気持ちは
出来る限り尊重してあげてください。

 

しかし、ママも人間です。
時には、「カー」っとなって
怒りそうになることもあるでしょう。
そういう時は、その場を離れるなどして、
一旦冷静になりましょう。
一呼吸置くことで、子供もママも、
気持ちを切り替えることができます。

 

言うことを聞かない時には
「また、学ぼうとしているな」
なんて、思うことができれば
子育てがさらに楽しくなりますね。

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