1歳になっても指しゃぶりを辞めない原因ややめさせる方法について
育児には、様々な楽しさもあれば、
それと同じぐらいに苦労もあります。
その子によって性格が違いますから、
『これをすればこうなるよ!』といった
事が、断言出来ないものでもあります。
そんな大変な育児の中で、指しゃぶりを
する我が子を見て不安に感じる方も多い
のではないでしょうか?
なので今回は1歳指しゃぶりをする原因や
辞めさせる方法などを実体験を交えながら
お伝えしていきたいと思います。
胎児の時期でも指しゃぶりをしている
赤ちゃんは、ママのお腹にいる時期から、
誰に教わる事も無く、指しゃぶりを
しています。
妊婦健診時のエコー検査で、たまたま
指しゃぶりをしている我が子に遭遇
すると、とっても愛おしいと思えますが、
そんな指しゃぶりにはとっても大事な
役目があります。
それは産まれてきた赤ちゃんが
すぐにおっぱいに吸い付けるように
自分のお口に触れるものに関して、
何でも吸い付くといった
【本能的な動作の一つ】なのです。
なので、赤ちゃんは指もそうですが、
ガーゼやおしゃぶり、そしておもちゃ
などを近付けると、自然とお口の方へ
持っていき、吸い付いたり、
口の中にいれるような動作をします。
大人から考えれば、
『なぜ口に物を持っていきたがるのか?』
と理解に苦しむかもしれませんが、
これはごく自然な行動で、赤ちゃんに
とって生きていく上での大事な動作なのです。
指しゃぶりには安心感もある!?
いつも指を加えて離さない子や、寝る時や
起きそうな時にふいに指しゃぶりをする子、
それぞれいますが、
赤ちゃんは、指しゃぶりに安心感を持つ事が
多く、例えるなら、
【ママのおっぱいにくっ付いている感覚】
になれる感じがするようです。
まだ小さい赤ちゃんは、自分で
自分の身を守れない事を本能ながら
知っています。
なので、自分を守ってくれるママが
傍にいない事が分かると、泣く事で
ママに気付いてもらおうとし、ママの
抱っこやおっぱいでの安心感を求めます。
そんな中で、ママがいなくても
一時的に安心出来る方法として、
指しゃぶりがあります。
指しゃぶりをする事で安心感が得られ、
満足して眠ってくれる子もいる程、
赤ちゃんにとっては、指しゃぶりは
大きな存在なのです。
1歳の指しゃぶりの原因は?
1歳の指しゃぶりの原因も様々ですが、
原因の一つとして、【習慣性指しゃぶり】
というのが挙げられるかと思います。
『それはどういう事なの?』と、
思う方も多いと思いますが、
毎日、繰り返し繰り返し同じ事を
していると、それが自分にとっては
当たり前な事となってしまうという
意味です。
なので、逆にそのものを生活から
取り除こうとした時に、何とも言えない
不安感や、喪失感に襲われるといった
ような感覚です。
なので、依存的な事と同じような事ですが、
指しゃぶりをしている子にとってみれば、
それが当たり前の動作であって、その動作が
突然無くなってしまうと、その子にとっては
とても不安に感じ、情緒不安定になって
しまう事もあるのです。
後は、ご両親が共にとても忙しく、
お子さんに、なかなか構ってあげられない
子に関しても指しゃぶりから離れない事も
あります。
理由として、ご両親から構ってもらえない
事で、寂しさや不安を感じ、その不安を
抑える為に指しゃぶりをして、幼児なりに
無意識に自分の気持ちを安定させようと
している子もいます。
なので、色々な原因が考えられますから、
我が子の指しゃぶりを強く叱ったり、
無理に辞めさせるような事は
なくべく避ける事が大事です。
1歳の指しゃぶりを辞めさせる方法とは?
よく『指しゃぶりをしていると、
歯並びが悪くなるよ。』等と言われて、
ご両親は慌てて指しゃぶりを辞めさせる
方もいらっしゃると思いますが、
個人的には無理に辞めさせると、逆に
幼児が不安になり、辞めさせづらく
なると感じますので、徐々に辞めさせる
ことが大事です。
例えば、指しゃぶりの代わりにお人形や
タオルなどの代替品をちゃんと用意して、
徐々にそちらに移行させる方法にしてみたり、
親指にタコが出来ている子に関しては、
『お父さん指、痛い痛いだから、
今日はチュッチュしないでみようか?』
といったように、その子のレベルに
合わせた言い方で
【指しゃぶりをしない日を作ってみる】
といった方法のように、
無理に辞めさせるのでは無く、
親指の存在を徐々に忘れさせる方法
というのが効果的です。
又、我が子の場合ですが、2歳過ぎ
までは指しゃぶり大好きな子で、
ある時、親指を怪我してしまい、
絆創膏を貼って過ごさなければ
いけない日々がありました。
その時は、絆創膏を貼っている事で
本人が親指をしゃぶれないと分かった
ようで、しゃぶる事はしませんでしたが、
寝る前に指をしゃぶっていたので、
寝る前や、夜中にふと目を覚ました時には、
少しぐずっていましたが、日を追うごとに
親指から気持ちが離れ、親指をしゃぶらない
で寝てくれるようになりました。
3歳になる今では、親指ではなく、
私のカーディガンを肌身離さず
持ち歩いていますが、本人はそれで
満足しているようです。
1歳過ぎの指しゃぶりでも温かく見守る
『もう1歳なのに指しゃぶりを
辞めてくれない!』と思う親御さんの
お気持ちも分かりますが、逆に考えれば、
『まだ1歳だから、温かく見守ってあげよう。』
といった余裕ある気持ちで過ごされてみても
良いと思います。
大人でも一緒で、なかなか辞められない物は
ありますし、それが1歳の幼児と考えたら、
尚更すぐに辞める事は難しいと思うので、
温かい目で見守ってあげる事も大切です。
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