子供がつま先歩きをする4つの原因と発達障害との関係について

子供がつま先歩きをする4つの原因と発達障害との関係について

 

1人で歩けるようになって、走り回るように
なって、いろいろな事が出来てくると
ますます可愛い盛りですね。

 

でも、歩くときにつま先立ちをしたり
つま先歩きをしていると少し気に
なってきますね。

 

今回は、そんな子どものつま先歩きについて
原因や治し方について、ご紹介致します。

つま先歩きをする原因

 

つま先歩きをする原因は、
1つとして【感覚遊びをしている】
が多いかと思います。

 

他には、
・足の裏の感覚過敏
・歩行器
・発達障害

 

などがあります。

 

・感覚遊び
感覚遊びは、その名の通り、
つま先歩きの感覚を楽しんでいます。
不安定な感じや、いつもと違う目線、
つま先立ちで感じられる事を
楽しんでやっている事を言います。

 

これは成長の一環で、
割とよく見られる様子であり
一時的なもので心配ありません。

 

 

・足の裏の感覚過敏
感覚過敏とは、靴下の感触や
床、絨毯、靴、砂、芝生、等々
足の裏に触れる感覚が過敏すぎて
その感触がとても不快に感じたり
痛く感じてしまいます。

 

その感覚を少しでも避けようとするため、
つま先歩きをするようになります。

 

 

・歩行器
歩行器による影響の場合もあるそうです。
歩行器は、椅子に座った状態で【歩く】と
言うよりも【つま先で蹴る】
と言った動きになります。

 

その動きを覚えて癖になると、1人で
歩けるようになってもつま先で立って
歩くこともあるようです。

 

 

・発達障害
発達障害にも、様々な症例があり、
とても個人差があります。
ですが、発達障害の中でもよく耳にする
自閉症スペクトラム障害の症状の1つに、
【つま先歩き】をする子も居るそうです。

 

 

つま先歩きと発達障害について

 

つま先歩きと発達障害についての関係性としては、
周囲の【情報】に過敏になりやすい事が原因
としてあります。

 

情報と言っても様々で、目から入る視覚的情報、
耳から入る聴覚的情報、触れる物から入る
感覚的情報など色々なものがあります。

 

発達障害の傾向がある子は、これらの情報が
多くなると怖くなる、パニックを起こす、
と言うような事があります。

 

うちの子は長女も次女もつま先歩きをしました。
長女は歩き始めからするようになりましたが
一過性ですぐにしなくなりました。

 

ですが、次女は1歳半頃から3歳過ぎまで
つま先歩きをしていました。普通に歩く事も
あるし、普通に走れるけど、思い立ったように
つま先歩きをよくしていました。

 

長女に比べて長い期間つま先歩きをしていたので
気になって専門医に相談してみました。
その時に、「発達障害の子の情報過敏」
について教えていただきました。

 

発達障害の傾向がある子は、いつもと違う環境に
とても戸惑う傾向があります。それは、初めて
目にするもの、人、聞こえる音、など様々な
情報に過敏に反応してしまいパニックに
なってしまうからだそうです。
(パニックの出方は様々で、表し方も様々です)

 

つまり、普通に歩くと足の裏からも感じる
「いつもと違う地面の感覚」すら不快に
思えてしまいます。

 

なので、そう言った情報を少しでも減らすために
地面との接地面積を減らすようにつま先歩きを
するんだそうです。

 

うちの次女は、外ではあまりつま先歩きはせず、
家の中でよくしていたのですが、発達障害の
子の場合は外出時や初めてのところほど
つま先歩きをするそうなので、ただ単に
つま先歩きが楽しい、好きなんでしょう。
との事でした。

 

 

発達障害チェックリスト

 

つま先歩きをするからと言って、その1つだけで
発達障害だ!と判断はできません。

 

発達障害にも様々な症例がありますし、
それも個人個人である人もいればない人も居ます。

 

 

中でも気を付けて見ておきたい症状としては、

 

・目線が合わない
・笑わない
・衝動性が抑えられない
・手を繋いでくれない
・お友達と遊べない(1人遊びが好き)
・なかなか歩かない(歩き始めるのが遅かった)
・言葉の遅れ
・音や感覚に対してとても過敏、もしくは鈍い
・指さしをしない
・自分が欲しい物、したい事を他人の手を
使って示す(クレーン現象)
・特定の物にとてつもなく熱中し、こだわる
・数字や文字、形、国旗等に早い時期から
強い興味を持つ

 

などがあります。

 

ですが、年齢によってはこれらに当てはまって
いても全く問題なかったりする場合もあります。

 

お子さんの年齢に対して、遅れている、
とても幼い、と思う事がある場合には
かかりつけの小児科医や保健センターなど、
相談してみるのも良いかも知れません。

 

 

つま先歩きの治し方は?

 

つま先歩きは、脚にも体にも負担のかかる
歩き方です。また、怪我や事故のリスクも
高くなってしまいます。

 

出来る事なら止めさせたいところですが、
口で言っても簡単に止めさせられるもの
でもないと思います。

 

方法の1つとして、マッサージが良いそうです。
足の指1本ずつを軽く揉んだり、回したり、
足の裏を伸ばしたり揉んだりしてあげて、
足の疲れを癒しながら足への接触に
慣れて貰うのが良いそうです。

 

また、両手を一緒につないで、大人の
足の甲に子どもの足を乗せてペンギンの
ように一緒に歩くスキンシップ遊びなども
足の力やバランス感覚などを高めるので
効果的です。

 

 

無理やり強制したり、つま先歩きを否定する
ような事を言うと子どもが傷ついて
しまいますので一緒に自然に遊んだり
スキンシップをしながら正しい歩き方を
見せて誘導してあげましょう。

 

 

つま先歩きが気になったら相談しましょう

 

つま先歩きは発達障害の可能性も0では
ありませんが一過性の事も多くあります。

 

つま先歩きだけで発達障害の診断が下りる
ことはありませんし、決められません。

 

本人がつま先歩きを楽しんでやってる場合も
ありますし、あまりに長く続く、他にも
気になる事がある、と言った場合には
保健センターやかかりつけの小児科などに
相談してみましょう。

sponsored link

sponsored link


sponsored link

このエントリーをはてなブックマークに追加 

おすすめのコンテンツ