子供、よく転ぶけど大丈夫?日常的に出来る対策や転んだ時の対処法
子供と一緒に遊んだりお散歩などをしていると
転んでしまうことが多く、ケガが絶えない
ということはありませんか?
他の子に比べて転びやすいのではないか、
ケガばかりしていて体は大丈夫なのか、など
お母さんは何かと不安になって
しまいますよね。
今回は子供がよく転ぶ原因や対策、転んだ際の
対処法などを経験談を踏まえながら紹介して
いきたいと思います。
子供がよく転ぶ原因とは
自分の子供がよく転んでいるともしかしたら
何かの病気ではないのだろうか、と心配になる
お母さんもいるかと思います。
子供が転びやすいことにはいくつかの
原因があります。まず、子供は小さければ
小さいほど大人と違って足元を見て歩く、
ということをあまりしない傾向にあります。
前や横に気になるオモチャがあればそれを見ながら
走りますし、後ろにお母さんがいれば体は前向き
でも顔は後ろ向きで走る、なんてことも
あるでしょう。
1歳半の我が子もしょっちゅうよそ見をしながら
歩いたり走ったりしますので、結果的につまずいて
転んでしまう、というのは日常茶飯事です。
また、子供の筋肉はまだまだ未熟で大人のように
しっかりと足をあげて歩いたり、障害物を
見つけても咄嗟によけることは出来ません。
ですから、どうしても子供がよく転ぶように
見えてしまうのですね。
更に、履いている靴が足にあったサイズでは
なかったり、靴下をはいているために滑って転んで
しまう、などという原因も考えられます。
基本的に子供は大人に比べて転びやすいのは
当たり前。大抵の場合、神経質に気にする必要は
ないでしょう。
しかし、転ぶときの様子がおかしい、もしくは
転んだあとの反応がいつもと違うなど少しでも
異変を感じたときはそこに重大な病気が隠れている
ことも有り得ますので、病院に相談するように
しましょう。
子供が転んだ際の対処法
では子供が転んでしまった際にはどのように
対処することが望ましいのでしょう。
症状に分けて紹介していきたいと思います。
1.ケガがないかすぐに確認をする
子供の皮膚は大人に比べて薄いため
とても傷つきやすくなっています。
転倒にケガはつきものですが、
月齢が低ければ低いほど
子供はまだどこがどう痛いのか
しっかりと伝えることが出来ません。
たかが転倒、と安易には考えず
まずは転んだ際にぶつけた場所を確認し、
適切な処置を行いましょう。
早めに処置したかどうかでその後の
傷の治り具合も変わってきますよ。
2.患部が腫れている場合
転んだ際に頭や足などをぶつけてしまうと
内出血がおこり、ひどい場合には
たんこぶが出来てしまいます。
特に頭は髪で覆われていて傷がわかりにくいため、
手で触ったり髪をかき分けながらしっかりと
確認するようにしましょう。
患部が腫れている場合には、早急に冷やすことが
何よりも大切です。
よく冷やしたガーゼ、もしくはガーゼに包んだ
アイスノンなどで腫れがひくまで冷やして
あげることが理想的。
しかしなかなかじっとしていてくれないのが
子供ですよね。冷やすこと自体を嫌がったり、
動きたくて暴れることもあるでしょう。
そんなとき我が家では、もう1つ余分に
ガーゼやアイスノンを用意すると、
そちらで遊ぶことに気がとられますので
しっかりと冷やすことが出来ます。
また、お気に入りの絵本やテレビを見ながら
処置するのもおすすめですよ。
3.出血がある場合
公園など屋外で転倒した場合には
出血を伴うことも有るでしょう。
そのようなときは、まず患部をしっかりと洗い
清潔にすることで菌の侵入を防ぐことが大切です。
その後消毒を行い、それでも出血の止まらない
場合には絆創膏を貼ってあげましょう。
しかしシールのような絆創膏は子供に
とってとても魅力的。すぐにはがしてしまう、
なんてこともありますよね。
そんなときはお気に入りのキャラクターが
デザインされた絆創膏を使用したり、
絆創膏に絵をかいてあげ、「今日は〇〇ちゃんの
おひざ(ケガをした部位)でねんねしたいみたい
だから、はがさないであげてね」など
声をかけてあげると良いですよ。
4.いつもと様子が違うと感じたらすぐに受診を
転倒後、呼びかけに応じなかったりいつまで
たっても泣き止まない、ぐったりしているなど
様子がおかしいと感じたらすぐに病院を
受診しましょう。
安易に自己判断は行わず医師の判断を
仰いでくださいね。
転んだときにとっさに手をつけるかどうかがカギ
子供はよく転ぶもの、ということは最初に
紹介した通りですが、顔や頭に大きなケガを
負わないためには転んだ際とっさに手を
つくことが出来るかどうかがカギと
なってきます。
近年転んだときに手が出ない子や、手が出ても
体を十分に支えることが出来ずにそのまま
顔から転倒してしまう子が増えてきている、
ということをご存知でしょうか。
その原因はなんと乳児期の「ハイハイ」に
深く関連しているというのですから
驚きですよね。
ハイハイは「ずり這い」から「あんよ」へと
移行するための単なる移動手段ではありません。
腕の力を育てる大切な運動なのです。
赤ちゃんは寝がえり、ずり這い、たっちなど
様々な成長過程を経てあんよへと向かって
いきますが、腕の力で体を支える行為は
「ハイハイ」でしか行いません。
つまり、ハイハイは腕の成長において
とても重要な役割を果たしているのです。
ハイハイをたくさん行った赤ちゃんは
腕の力がしっかりと養われますから、
あんよを行うようになって例え転んだとしても
咄嗟に手が出る子が多く、またしっかりと
体を支えることが出来ます。
しかし近年は、早い成長を望むあまり
便利な器具に頼ったり、ハイハイ時期に
自由に動き回ることが出来る場所を
制限したりと、四つ這いをあまりせずに
歩行を始める赤ちゃんが増えてきています。
また、赤ちゃんはどうしても高い位置に
あるものが気になってしまいますし、
それをめがけて一度たっちを覚えたら
高い場所から見る光景に喜びを覚え
ハイハイに戻ることはなかなか
難しいのかもしれません。
しかし、ハイハイをあまりせずに
たっちをしてしまったとしても、
諦める必要はありませんよ。
楽しい遊びの中で、あんよ期以降でも
腕の力は十分鍛えることが出来るのです。
オススメはハイハイでの追いかけっこ遊びや
傾斜を使った遊びです。
ママがハイハイで追いかければ
子供も自然と同じ姿勢になることでしょう。
また、公園やキッズルームなどには
傾斜を用いた大型遊具が多く存在します。
そのような場で手足をフルに活用して登れば、
しっかりと腕の筋肉が養われますよ。
腕の力をつけることで、転倒した際の
ケガの程度を少しでも軽くすることが
出来ると良いですね。
転倒やケガに対する日常的な対策を紹介
子供は転んでしまうもの、とは言っても
普段から対策を行うことで少しでもその頻度を
下げてあげることは可能です。
最後は転倒やケガに対し日常的に行える
対策をいくつか紹介したいと思います。
1.床にものを散乱させない
転んだ際、床に硬いオモチャや鋭利なものなどが
落ちていると大きなケガを招く原因となります。
出来る限り床に物を散乱させず、遊び終わったら
子供と一緒に片づけをするよう心がけましょう。
2.安全グッズを上手に活用する
近年は子供の転倒やケガを防止するため様々な
安全グッズが販売されています。
テーブルや棚の角などケガが予想される鋭利な
部分には柔らかな素材で出来たコーナーガードを
貼ると良いですし、子どもが走り回ることが
考えられる遊び部屋には弾力があり滑りにくい
素材でできたジョイントマットを敷くのも
オススメ。
そのほかにもベビー用品店や100円均一
などで多様な商品が販売されていますので
上手に活用してみると良いですよ。
3.室内では靴下を脱がせる
家に限らず児童館や外出先のキッズコーナー
などでは靴下を脱がせて裸足で遊ばせるように
しましょう。
靴下には滑り止めがついているものもありますが、
それでもどうしても滑って転んでしまいます。
裸足であればそのような事故は幾分
減らすことが可能です。
子供はどうしても転んでしまう!その後の処置や対策が重要
子供がよく転んでしまい心配になることも
あるかもしれませんが、ある程度は成長過程の
1つとして認識して問題ないでしょう。
大切なのは原因を理解しながらその後の
処置を的確に行いしっかりと対策を
たてることです。
転倒により大きなケガを負うことのないよう
しっかりとお子さんの様子を
見守っていてあげてくださいね。
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