2歳児、赤ちゃん返りをしてしまう理由や関わり方について

2歳児、赤ちゃん返りをしてしまう理由や関わり方について

 

2歳になると、妹や弟が出来てお兄ちゃん、
お姉ちゃんになるお子さんもいると思います。

 

そんな時にお母さんの大変な事は2歳の
お兄ちゃん、お姉ちゃんの「赤ちゃん返り」。

 

赤ちゃん返りはうちの子しないだろう妊娠中
赤ちゃんのと会えるのを楽しみにして
いたから、大丈夫かな?と思っていても、
実際始まると大変な赤ちゃん返り。

 

2歳になると、イヤイヤ期とも重なりますます
大変。下の子の面倒が見れない。もう少し、
お兄ちゃん、お姉ちゃんになってくれないかな…
この赤ちゃん返りはいつまで続くの…
と思ってしまいますよね。

 

そんな時のお子さんへの関わり方、対処法など
ご紹介していきたいと思います。

なぜ赤ちゃん返りをするの?

 

多くは二人目のお子さんが産まれた時に
見られるのではないでしょうか。

 

赤ちゃん返りとはお母さんが下の子に意識が
向いていて「寂しい」「自分のことも見てほしい」
と言う気持ちから赤ちゃんのような行動になり、
今まで出来ていた事もしなくなったり
夜泣きをしたり、甘えが多くなる行動が
赤ちゃん返りです。

 

2歳になると、だんだんと一人でできる事も増え、
お母さんも下の子のお世話に一生懸命に
なりますよね。上の子に対して気を向けていない
わけではないですが今まで自分一人だけに
親からの愛情を独り占めしていた時間がある分、
下の子のお世話をしているお母さんを見ると
どうしても「寂しい」と言う気持ちになってしまい
ます。

 

そんな気持ちから、構ってほしく、自分だけを
見てほしいと言う気持ちからの行動になります。
また、我慢している時間も出てきますので
夜泣きが始まってしまう事もあります。

 

 

どのように関わったらいいの?

 

まずはお子さんの赤ちゃん返りをしたら
「この子は今寂しく、構ってほしいんだな」
と理解してあげてください。

 

お母さんも忙しく、下の子のお世話をしたり、
家事をしている時に「ママー!」と泣かれたり、
今まで出来ていた事も全部「して!!」と
言われたらいい加減にしてよ…と思ってしまう
と思います。

 

お母さんも一人の人間ですから怒りたく
なったり、嫌になったりする事もあって
当然です。

 

ですが、赤ちゃん返りの時に叱ってしまうのは
余計赤ちゃん返りをしたり
「自分は愛されていないんだ」と
思ってしまいます。

 

お母さんも叱りたくなったら、一度深呼吸を
してみましょう。と、よく、育児本やネットに
書いていますが深呼吸をしている間もなく
叱ってしまったり嫌になったりする事も
あると思います。

 

そんな時に自己嫌悪になったりハッとする事も
あって当然です。全てのお母さんが、深呼吸を
したりして優しくできるわけではありません。

 

私も保育士として働いてきましたが仕事では
叱る事をしなくても自分の息子には叱ってしまい
「なんで自分の子どもにはちゃんと出来ない
んだろう」と悩んでいました。

 

もし、叱ってしまったらお子さんを
抱きしめてあげてください。そして
「叱っちゃってごめんね。ママは〇〇の事
本当に大好きだからね」と伝えてあげてください。
お風呂に入っている時にお話しするのも
効果的です。

 

赤ちゃん返りをして、叱りたくなるのは
「この子は2歳だから」
「お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだから」
と言う気持ちがどこかにあるからだと思います。

 

赤ちゃん返りをしている時は2歳と思わず
「この子の今の心は0歳なんだ」と
思って下さい。赤ちゃん返りをしている時は、
お子さんの年齢より2つ下だと思って接する
事がいいと言われています。
2歳と0歳だと接し方が変わってきますよね。

 

なので、このように思う事でお母さんも
気持ちの持ち方が変わってくると思います。

 

赤ちゃん返りは寂しい気持ちが原因です。
この寂しい気持ちが解消されなければ
赤ちゃん返りが中々治まりません。

 

一番の対処法は、寂しい気持ちを埋めるために
愛情を伝える時間の確保をしましょう。

 

下にお子さんがいると難しい事かも
しれませんがパパに下の子を少し見て
もらって二人でお出かけをしてみたり
下のお子さんが寝ている間にたくさん
抱っこしてあげてください。

 

そして「大好きだよ」とたくさん伝えて
あげてください。また、下のお子さんが
寝るまで待っていてくれたら
「待っててくれてありがとう」と伝えてください。
「ママはちゃんと自分も見てくれているんだ」
「自分はちゃんと愛されているんだ」と言う気持ち
が出てくると赤ちゃん返りも治まってきます。

 

 

一人っ子でも赤ちゃん返りはするの?

 

赤ちゃん返りと聞くと下の子がいるからなると
言うイメージですよね。一人っ子だとならない
のかと言われると一人っ子でも、赤ちゃん返りを
する事もあります。

 

赤ちゃん返りは、普通のわがままではなく
子どもからのメッセージでもあります。

 

私は息子が一人ですが2歳の時に赤ちゃん返りを
経験しました。ちょうど息子が2歳の時に
年長さんの担任になり、仕事量も増え、
家に持ち帰る仕事も増えました。

 

息子が寝てからでは、終わる量でもなかったので
息子が遊んでいる時に仕事をしたり寝かしつけの
時に、仕事の電話が来たりと言う事がありました。

 

そんな仕事に追われている日々を過ごしていたら
息子が一人でできていた食事を「食べさせて!」
と言ってきたり話を遮って「ねー聞いて!」と
話してきたり家に帰ってきたらどこに行くにも
付いてきて離れなかったり一番酷かったのは
夜泣きでした。

 

赤ちゃん返りだ!と気づいてからは、息子と
触れ合う時間を増やすように仕事のやり方を
変えたり、出来るだけ息子の前で仕事は
しないようにしました。正直凄く大変でした。

 

時間を増やしても、仕事の事を考えていると
子どもには伝わるんですよね。
なかなか寝てくれなかったり、夜中に起きて
遊んだりしていました。目の前で
していなくても、思っている事がちゃんと
伝わっている息子の成長に感動の気持ちと、
仕事への焦りの気持ちで複雑な時間でした。

 

ですが、何とか仕事の事を考えず、息子との
時間は息子の事だけを考えるようにしている
と次第に治まってきました。

 

「ママ、○○好き?」と何度も聞いてきたので
寂しい気持ちからの赤ちゃん返りだったんだな。
と反省しました。

 

うちの息子は私の仕事の変化で起きましたが
環境の変化でも赤ちゃん返りはおきます。

 

引っ越しであったり、幼稚園、保育園に
入る為に家で練習をしたりパパが単身赴任に
なったりなどの変化で不安になり、
赤ちゃん返りをする事もあるのです。

 

そんな時はお子さんの気持ちを受け止めてあげて
不安な気持ちや、寂しい気持ちを埋めるように
言葉をかけてあげたり、お子さんと触れ合う
時間を増やしてみましょう。

 

 

赤ちゃん返りは癖になるって本当?

 

赤ちゃん返りをを一度始めてしまうと癖に
なってしまうのではないかと心配になる
お母さんもいらっしゃいました。

 

お子さんの性格もありますが、赤ちゃん返りが
癖になる事はほとんどありません。

 

お友達と遊ぶようになったり、下の
お子さんのお世話の楽しさを感じたり自分の
寂しい気持ちが埋まれば治まってきますので、
癖になる心配はしなくても大丈夫です。

 

 

お子さんの気持ちを言葉にして、関わりましょう

 

お兄ちゃん、お姉ちゃんになっても、一人っ子でも
そのお子さんの2歳の時期はその時だけです。

 

お母さんも忙しかったり、構ってあげられない時が
あると思います。ですが、そんな時こそ時間を
作ってあげて

 

「寂しかったんだね」
「我慢してたんだもんね」

 

などお子さんの気持ちを言葉にして関わって
あげてください。1日2日で、治まるわけでは
ありませんがお母さんのお子さんへの気持ちは、
ちゃんと伝わっています。

 

お子さんの中で自分の気持ちが整理出来たら
下の子のお世話をしたり、一人で出来る事を
するようになります。

 

赤ちゃん返りは、普通のわがままではなく
お子さんからのメッセージでもありますので
しっかりと、お子さんの気持ちを受け止めて
あげて関わって下さいね。

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