1歳児のうんち〜硬さ、回数、量、色などの注意点について〜

1歳児のうんち〜硬さ、回数、量、色などの注意点について〜

 

 

離乳食も完了期に突入し、徐々に
大人と同じ食事を摂るようになる1歳。

 

同じものを食べているはずなのに、
うんちが硬かったり柔らかかったり、
また、1日の回数が少なかったりすると
お母さんは不安になってしまいますよね。

 

今回は、そんな1歳時のうんちの
硬さや量、回数、色について、
注意点や対処方法などを
紹介していきたいと思います。

1歳児のうんちの標準とは

 

1歳児のお子さんのいるお母さんにとって、
一体どのくらいの硬さや量が標準なのか、
というのは気になるところかと思います。

 

まずは硬さについてですが、大まかにいうと
大人とほぼ同じと考えて良いでしょう。

 

コロコロしておしりに全くくっつかないような
うんちでは硬めですし、逆に水分が多い
べチャッとしたうんちは軟便もしくは
下痢の傾向があります。

 

バナナのような形、もしくは丸い形で
オムツ越しに触れば適度に潰れるくらいの
硬さが標準的な硬さです。

 

続いて量についてですが、これは
1日の食事量やその子の体格、
排便を行う頻度などによってかなり個人差が
あります。

 

まず回数については、1日1〜3回ほど
うんちをしていればまず問題ありません。
また、子どもによっては1日置きに
するということもあるかもしれませんが、
硬さに問題なく機嫌も悪くなければ、
それがその子の排便のペースなのでしょう。

 

1回あたりの量については、1日に1度など
溜めうんちの子は量が多い場合もありますし、
逆に何回かにわけてするという子は、
それに比べると少々少なめなことが多いです。

 

おおよそではありますが、1日あたり
1歳児のこぶし大くらいの量をしていれば
大丈夫でしょう。特にたくさんごはんを
食べた後などは、その小さな体からは
考えられないほどの大きなうんちをすることも
あるので、お母さんはビックリしてしまうかも
しれませんね。

 

 

うんちの硬さについての注意点

 

うんちは硬すぎる場合も、柔らかすぎる場合も
注意が必要になります。

 

まずは硬いうんちについてですが、ウサギの
ようなコロコロと小さく丸いうんち、
もしくはバナナのような形だがゴツゴツと
している場合は、子どもが便秘になっていると
いうことです。うんちがお尻に挟まったまま
完全に出きっていない、ということも
あるでしょう。

 

原因は様々ありますが、第一に考えられるのは
水分不足です。

 

特に夏場などは体の水分の大半が汗となって
出て行ってしまうため、便秘になる子も
多いですよ。

 

便秘を放置してしまうと、体の中に
老廃物がたまり続けてしまうため、
発熱や嘔吐などの体調不良につながる
危険性があります。

 

うんちが硬い場合には、その他の体調不良などが
ないかどうか、機嫌やお腹の張りはどうか
なども同時に確認するようにしましょう。

 

便秘の解消には、水分をこまめに補給するほか、
みかんなど柑橘系の果物やヨーグルト、
南瓜やサツマイモなどの繊維質を摂るようにすると
良いですよ。

 

また、水分不足のほかに運動不足の可能性もあります。
たっぷりと水分を摂っているのに便秘が続く、
という場合には、子どもが体を動かせる遊びを
積極的に取り入れると腸も活発化しますので、
便秘が改善されるかもしれません。

 

続いてはうんちが柔らかい場合についてです。
形がしっかりしていなかったり、うんちが
ゆるくおしりにベットリとついてしまう場合は軟便、
更に水分を増して水状になっている場合は
下痢の症状が出ています。

 

軟便・下痢ともに原因は腸が弱っていることに
よるものです。特に下痢の場合には
なんらかの病気が隠れている場合がありますので、
長く続く場合には病院を受診するようにしましょう。
受診の際には直近の便を持っていくと
良いですよ。

 

また、軟便や下痢の場合は体の水分が
必要以上に失われているため、脱水にも
注意が必要です。イオン系飲料などで
電解質を補いながら、こまめな水分補給を
心がけましょう。

 

うんちが柔らかめの時には、
腸を休めるためにいつもよりも消化の良い
食事を心がけ、体を冷やさないように
しましょう。白身魚やリンゴ、人参には
うんちを硬くしてくれる働きもあるので
試してみるのも良いですね。

 

 

うんちの量についての注意点

 

続いては、うんちの量についてです。
まず、量が多いことについてはでは、
あまり心配する必要はありません。
心配なのは、うんちの量が極端に少ない場合です。

 

1回あたりの量については、その子その子の
ペースがありますので一概には言えませんが、
量が少ないことに加えてうんちがコロコロと
硬い場合には、便秘の傾向があります。

 

腸に便がたまっている可能性が高いので、
先ほども紹介したような便秘対策を
行うと良いでしょう。

 

うんちの量がたとえ少ないとしても、
適度な柔らかさがあり子どもの機嫌も
良いようならば、特段心配することは
ありません。それがその子の排便ペース
なのでしょう。

 

量よりも、硬さや色、においなどを
重視するようにしましょう。

 

便の量が少ないと、臭いが少なかったり
股の影に隠れて見えない場合なども
ありますので、赤ちゃんのオムツは
しっかりと確認してあげるように
すると良いですね。

 

 

うんちは硬さや量だけでなく、色にも注意が必要

 

うんちから体の異変を見つける方法は、
硬さや量だけではありません。
色にも注する必要があるのです。

 

正常なうんちの色は茶色や黄色、緑色です。
よく緑色のうんちが出ると心配される
お母さんも多いのですが、
ほうれん草などの色素によるものや、
うんちに含まれる「ビリルビン」と呼ばれる物質が
空気に触れたことによるものなので、
赤ちゃんの機嫌や体調に変化がなければ
大抵の場合は問題ありません。

 

逆に、黒色や白色、赤色の場合は要注意です。
便が黒くて硬い場合には便秘の傾向が
見られます。これは便が長時間腸に留まることで
黒く変化したことによるものですので、
水分を摂るなどの対策を試みましょう。

 

便が黒くて下痢上の場合には、胃や腸から
出血している可能性があります。このような
状態が長く続く場合には、早急に病院を
受診してください。

 

次に便が白い原因の代表として挙げられるのは
「ロタウイルス」です。子どもに多く見られる
感染症で、主に冬に流行します。
ロタウイルスにかかると白い下痢便の他にも
嘔吐などの症状が出るのが一般的です。
悪化すると脳症や脳炎を引き起こす
怖い病気ですので、いち早く病院を
受診するようにしましょう。

 

便が赤い場合には、なんらか理由による
出血の可能性が考えられます。
便が硬く肛門周りから出血している場合には
少量の血が付着する程度ですが、
大量の鮮血がみられる場合には消化管からの
出血や細菌感染などが疑われますので、
注意が必要です。

 

 

うんちをよく観察して、子どもの異変をいち早く感じましょう

 

 

1歳の子どもは、まだ自分の体の
不調をお母さんに上手に伝えることが
出来ません。

 

だからこそ、ちょっとした体の変化を
感じ取ってあげることが重要になるのです。
うんちもその1つ。子どもの体調が悪いときには、
毎日うんちを取り替えてあげている
お母さんだからこそわかる、
ささいな変化がきっとあるはずです。

 

その変化を見逃さず、いつもと違うと
感じたときにはなんらかの対策を取ったり、
病院に相談するようにすると良いでしょう。

 

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