母親が過干渉になり過ぎるのは良くない?!
過干渉の親が増えていると言われいます。
確かに、私の周りにも過干渉の親が多いような気がします。
その過干渉とはどんなものでしょう。
また、母親が過干渉になることで、子供にどんな影響があるのでしょう。
過干渉とは
昔多かった過保護と最近多い過干渉の違いは、簡単に言うと
過保護は、子供の意見を尊重し過ぎるということで
過干渉は、親の思い通りに子どもを支配しようとすることです。
親の価値観の押し付けが柱になっていて、
子供がどう感じているとか、どう思っているとか
そういうことに目を向けていない、いわば虐待に近いものだといえるでしょう。
親が子供のことを一人の人間と認めていないから、
自分の所有物だと考えているためこんなことが起こってしまします。
特に、自分のお腹から出てきたという、母親にすれば
自分の身体の一部という感覚が抜けきれず、
生まれてきて、大きくなっても、いつまでも子供を所有物扱いをしてしまいます。
最初は気づかない
子供が小さい頃というのは、子供の意志というのもわかりにくく
また、母親の言うこと、することが子供の世界のすべてと言うところがあるので
母親自身も、子供を育てる中で子どもを大事に思ってのことなので、問題発見の機会を見逃しがちです。
けれど、子供が大きくなってくるにつれて、自分の意志が出てきて
それが母親と違ったときにだんだんと生きにくさを感じることで表面化することが多いようです。
人生の価値観は大きく変わっている
例えばこんな価値観の変化があります。
私の母親は、戦中生まれで戦後、物のない時代に生きてきて、
物を手に入れることの難しさの中で育ったため、
物質を求めて、それを手に入れるために一生懸命な世代でした。
それだからか、子供にも何か物を与えることが幸せなことというそういう価値観で子育てしていました。
けれども時代は移り変わり、今は物があふれる時代です。
物、物、物だらけの中で、決して物が手に入るだけが幸せではないという時代になってきました。
同じ人間ですが、生きている時代が違うと必要なもの、大切にしたいものが違ってくるのは当然です。
それなのに、自分の価値観を押し付けて、子供の意見を聞かないと言うのは
虐待以外のなにものでもないのではないでしょうか?
過干渉な親のありがちな行動
よくあるのが、子供に正論を言って、気持ちを汲み取ってあげないということがあります。
これこそ、親の価値観の押し付けです。
子供が「学校に行きたくない」と言ったとき、どう答えますか?
「どうして学校に行かないの?」「学校に行かないとダメよ」など行っていませんか?
こうやって、子供のために、良かれと思って、言っていることが実は過干渉と言われていることです。
また、子供のことが心配なあまりに、
どんな友達がいるのか、この友達はいいけど、この友達はダメとか、
交友関係まで口を出してくる親は過干渉です。
他にも、もっと子供が大きくなってきて、
進路に口を出すのも過干渉です。
子供があまり勉強が好きではないから、高校卒業後は大学進学するのではなく
就職をしたいといったときに、自分の価値観で、大学に行かないとダメだとか、
自分が大学に行けなかったので、子供には行かせたいなど、
自分の自己実現の道具に子供を使うのも過干渉の親の典型です。
過干渉な親にならないために
まずは自分と子供は別の人格だということをしっかり理解しましょう。
そして、自分だけの自分で実現できる夢を持ちませんか?
夢は、小さくても大きくてもいいんです。
子供を医者にしたいというのは自分の夢ではありません。
資格を取りたい。起業したい。仕事をしたい。趣味を広げたい。
家族でハワイ旅行に行くためにお金貯めたいでもいいのです。
自分が考え、自分のために、自分が何かできる夢を持つこと、
そして、その夢の実現のために頑張ることで、
子供と自分を切り離すことができます。
子供を口で言って育てるのではなく、自分の背中を見せて育てる。
そんな親がきっとよい関係を築ける親でしょう。
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