子供が膝が痛いと訴えてきた時、考えられる３つの原因

子供が膝が痛いと訴えてきた時、原因や対処法

子供が膝が痛いと言うと、
どこかにぶつけたか、
転んで打ち身でもしたのかな
くらいに考えるのではないでしょうか？

しかし、中には夜になると痛くて
しくしく泣いたり、
我慢できずに大泣きする子もいます。

子供に起こる、膝の痛みの原因と
対処法をご紹介します。

成長痛

一般的によく言われるのが「成長痛」です。
膝だけでなく、足全体や腕なども
痛みが出ることもあります。

３歳から１１歳頃に
発症しやすいようです。
腫れや、打ち身などがないのに
痛がります。
夕方から、寝る前の間で１時間ほど
痛がり、痛みが治まると
ケロっとしています。

中には、布団に入った頃に痛くなり、
痛みで眠れない子もいるようです。

レントゲンなどでも異常はなく、
原因は不明です。

体の成長にともなって、関節が
引っ張られるからだという説もありますが、
医学的には証明されていません。

ほとんどの場合、一時的なものですから、
心配はいりません。
痛がる時には、話を聞いてあげて、
さすってあげるなどして、
安心させてあげましょう。

痛みが長引く時や、
あまりにも痛がる場合には
整形外科を受診しましょう。

スポーツ障害

スポーツをすることで、
発症する膝の痛みを
「スポーツ障害」と言います。

スポーツ障害には、
「オスグッド-シュラッター病」
「シンディング-ラルセン-ヨハンソン病」
があります。

膝の中でも、炎症がおきる
位置が違ったり、症状も違います。

どちらの病気も、
サッカーなどのボールを蹴るスポーツや、
跳躍などの競技をしている、成長期の
だいたい１０歳～１４歳頃の子供に
発症しやすいようです。

過剰なスポーツをすることで、
膝に負担が掛かり過ぎてしまい、
炎症を起こすのです。

運動が好きなのは良いことですが、
激しすぎるのも問題ですね。
スポーツ障害は、専門医の指導のもと、
適切に治療しましょう。

安静にしていれば治ると考えて、
放置しておくと、将来
痛みが残ってしまうこともあります。

治療法はどのようなものでしょうか

１．安静にする
　スポーツを全面的に中止します。
　もともと、激しい運動をしすぎたことが
　原因ですので、痛みがなくなるまでは
　スポーツ全般を控えましょう。

２．リハビリ
　痛みをかばうので、
　足の筋肉は、緊張状態にあります。
　膝への、ストレス要因を取り除く為、
　あんまや、電気治療などを行います。

精神的なストレス

幼児期によく見られるのが、
精神的なストレスが原因の
膝や、足の痛みです。

環境が変わったり、
身体的な疲労が溜まったりすることが
ストレスとなり、
精神的に不安定な状態になります。

行き場のない気持ちや、
ママに甘えたいという気持ちが、
体の痛みとなって現れるのです。

下の子が生まれた。
ママが仕事に復帰した。
引っ越しした。
思い当たる節はありませんか？

痛がる時は不安を抱えているという
サインかもしれません。

さすってあげたり、
抱っこしてあげるなどして、
優しく寄り添ってあげてくださいね。

私の子供のお友達の話です。
仲良しだったお友達が、
幼稚園の年長に上がる前に
引っ越しして行きました。

お友達は、引っ越してから、毎日
夕方になると足が痛いと訴えてきたそうです。
実は、転園先の幼稚園に
なじめていなかったそうで、
そのことをママに伝えられずに
苦しんでいたという事でした。

その後、幼稚園はお休みして、
別の園に転園してから、
痛いとは言わなくなったそうです。

共感してあげることは、
とても大切なことなんですね。

まとめ

他にも、股関節の炎症や、骨盤の歪み、
偏平足などの原因があるようです。

また、発熱や腫れなどを伴う場合は、
白血病や、骨肉腫など、
怖い病気の可能性もあります。

成長痛と軽く考えていると、
発見が遅れて手遅れになることもあります。

ご家庭では、冷静に見極めることが大切です。
心配な時には、整形外科を受診して、
検査をしてもらいましょう。

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