子供同士が喧嘩をしてしまった場合、親はどうしてあげる？

子供同士が喧嘩してしまった時、親はどこまで関与すべき？

子供同士が喧嘩した時、どう対処していますか？
子供同士で発生した喧嘩に親はどこまで関与するべきなのでしょう？
ここでは、子供が喧嘩してしまった時、
親はどのように対処するべきかについてまとめてみました。

子供同士で喧嘩してきた時に大事なことは
まず子供の話しをしっかりと聞いてあげる事です。
「喧嘩したらダメでしょう！」と子供を叱ってしまう事は何も解決しません。
喧嘩をした、という事は何か問題が発生したから喧嘩になったのです。

その原因になった出来事について子供言葉から
きちんと聞くようにしましょう。
子供は話す事で自分なりにスッキリする事もあります。

喧嘩をした原因やその時の状況を子供から話しをしてくれるように
時間を掛けても待ってあげましょう。

こうして、親が子供に対して聞く姿勢を持っていることを伝える事も大事です。
どうして喧嘩してしまったのか、その時どんな気持ちだったのか、
子供が上手に話せない時は適度に手助けをして補足してあげましょう。

そして、相手の子供の気持ちに立ってどんな風に思うのかも一緒に話しをしましょう。
こうして相手の立場に立って相手の気持ちを想像する力を育てる事も大切です。
落ち着いて話しをしていると子供も徐々にクールダウンしていきます。

そこでもう一度、子供にどう思っているのか、どうすれば良かったか等
話し合うようにしましょう。

まだ怒っている状態の子供は言葉遣いや態度が荒くなってしまう時もあります。
そんな時も言葉遣いや態度を注意するのではなく、
子供の話しに耳を傾ける事を意識して下さいね。

親がきちんと聞いてくれるんだな、と子供が理解すると
ちゃんと自分の話しをしてくれるようになります。

子供同士で喧嘩した時の大事な事は親が善悪を付ける事ではなく、
子供の気持ちに寄り添って共感してあげる事です。

良いことも悪いことも子供はきちんと自分で感じ取っています。
その気持ちを潰さないように正すのではなく、共感してあげて下さいね。
子供の自己肯定感を作ってあげる事も子育てをしていく上で
とても大切な作業です。

子供同士で喧嘩をしてしまった時、基本的に親ができる事はありません。
親が介入しすぎてしまうと、子供自身で問題を目の当たりにした時に
解決していく力を身につける事ができなくなります。

子供は問題が発生して喧嘩をしてしまった時に、
自分で反省して解決しながら相手と仲直りをしていく過程で

協調性や社会性、我慢や妥協、折り合いを探して見つけていきます。
喧嘩といえど、子供の成長にとってはとても大きな意味をもっています。
どうしても子供同士で解決できそうにない場合は
保育園や幼稚園に相談する程度に留めておきます。

子供同士の世界に親が乗り込んで大人のルールで解決する事は得策とは言えません。
しかし、一緒に遊んでいる時に子供同士で喧嘩をしてしまった時、
どちらかが一方的に叩かれたり噛まれたりしている時は

親が率先して止めてあげましょう。
低年齢児はまだ自分で自分を制御する事ができません。
どうすれば良いのか、親がお手本として子供に見せてあげるようにしましょう。

「おもちゃを取ってはいけません！」と言うのではなく、
「おもちゃを貸してって一緒に言おうね」と声を掛けるようにしましょう。
ここでも子供を最初から否定してしまうと、
子供の自己肯定感も育たなくなります。

決めつけて動くのではなく、子供の気持ちを代弁して動いてあげるようにして下さいね。

子供同士の喧嘩はとても些細な事が発端になる事が多いです。
しかし、喧嘩が続くと問題はもっとこじれてしまう事があります。
何度も何度も親が率先して解決していると
子供自身で問題を解決していく能力は育ちません。

子供は小さいながらに子供の世界がありますので
子供同士の人間関係を育んでいく上でも
できるだけ親が介入しすぎないようにしましょう。

子供にとって重要なのは家庭内で安心して話しができる環境がある、という事です。

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