子供のチック症とはどんな病気？チック症の種類や対応について

子供のチック症って何？どんなことで起こるの？

チック症とは、自分の意思にかかわらず
瞬きしたり、声をだしてしまったりする、
神経系疾患になります。
一見癖のようにも見えるため、その判断は難しいです。

３歳前後で発症するもので、１０歳過ぎれば大体落ち着いてきます。
原因は、過剰なストレス等もありますが
遺伝で出やすい系統かどうかというのもあります。

チックの種類は、２種類あります。

①一過性チック・・・発症年齢は６～７歳がおおいです。　　
　　　　　　　　　　瞬きが多かったり、目をつぶる回数が異常に多かったりしますが、　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　大体１年以内には収まることがほとんどで
　　　　　　　　　　治療する必要は特にありません。

②慢性チック・・・・瞬きや咳払いなど両方がずっと継続して現れる状態で、
　　　　　　　　　　１年以上続く状態です。

①運動性チック・・・首ふり・瞬き・鼻すすりなど。

②音声チック・・・・咳払い・奇声・汚言・反響用語など

母親が見つけることが多く心的要因と思われていたことから
責任を母親に押し付けることが今までは多かったのです。
神経疾患であることから、母親の責任ではないのです。
勘違いはしないようにしましょうね。

とりあえずは、かかりつけ医に相談を。
それでも改善が見られない場合は、小児神経科もしくは、児童精神科が良いです。
素人判断で苦しまないでくださいね。

一番困るのは、周りからの反応です。
小さい頃は、そこまで気にしていなくても、年齢が上がっていけば、
いじめに発展しうることもあるのです。

本人自身が、気にしてしまい、必要以上に神経質になったりすると、
症状の悪化も見られるようになってしまいます。

本人が意識して止められることなのであればよいですが、止められません。
そこに、周りからの声が入っていけば当然孤立していってしまうのです。

では、チック症が現れたらどうするのがいいのでしょうか？？
まずは、生活指導（つまりはカウンセリング）が中心となります。

どうしても収まらなければ、薬物治療も考えられます。（向精神薬）
ただ、子供で尚且つ低年齢の場合は、お薬は使わず、経過観察になります。
不安要素をとりのぞき、チック症について、責めたり怒ったりしないことが

一番の治療方法になります。

トゥレット症候群とは、いくつものチックが重なり発症し、１年以上継続して

発症する疾患です。

発症率はそこまで高くなく、500～1000人中１人の割合ぐらいです。

チック症になるとどうしても自分を責めてしまうママさんが
いますが、それは大きな間違いです。

そして、チック症が起きてる子供を追い詰めてしまうのも間違いです。
怒ってしまうのも。

ショックですよね、初めてそんなことを目の当たりにすると。。
自分の子供がなるなんて～って。思いますよね。
でも、しっかり付き合っていけば、治っていきますよ。

落ち着いていきます。
周りが特別視するほど症状は悪化します。

まず、ママやパパが特別視しないで、触れないようにすることを

心掛けてみませんか？？
線の細い子供さんが良くなりやすいですし、怒られ過ぎるのも困ります。
でも、チック症が出てるからと言って怒っていけないわけではないんです。

メリハリは何にでも必要ですね。
小さいうちに治してあげましょう。大好きなママやパパが居れば大丈夫！
じっくりゆっくりのんびりの３点を心にとめて、接してみてください。

なかなか　時間に追われると大変ですが、解決の近道になると思います。