子供に座薬を入れるタイミングやコツを紹介します!

子供に座薬を入れるタイミングやコツを紹介します!

 

風邪をひいたときの解熱剤や、
便秘の時の下剤など、
小児科で座薬をもらうことは
3歳くらいまでは多いかと思います。

 

3歳くらいまでは苦い薬を
どうしても飲むことが難しいため、
下剤はおしりから入れるだけで
とてもよく効くので重宝します。

 

今回は子供に座薬を使用するタイミング
やコツ、注意点などを
ご紹介します。

 

子供に座薬を使用するタイミングは?

 

解熱剤の場合、一般的に熱が38度5分以上出ていて、
且つ子供がしんどそうにしていて
水分や栄養などが取れていないときに
使うように小児科から指導されます。

 

熱は体の中の菌と戦っている
ときに出るものです。
やたらと下げれば、かえって
熱がさがらなくなります。
なので高熱で辛そうな場合のみ使用します。

 

また、座薬の解熱剤はとてもよく効きます。
お尻に入れてから20分くらいで効きはじめ、
5〜6時間効いています。
そのため、体への負担も大きいので、
1日1回しか使わないようにしましょう。

 

関連記事:子供に解熱剤を使うタイミングや注意点〜熱と解熱剤の関係〜

 

便秘の座薬は1回でスッキリ
出るようになっているので、
苦しんでいるときはすぐに使ってスッキリ全部
出してあげてください。

 

よく、便秘に座薬を使うと、くせになって
座薬でないと出なくなるといいますが、
うんちが出ないととても不快ですし、
機嫌もすごく悪くなります。
ひどくなれば吐き気もするので、まずは
出し切ってしまうことが大事です。
ためらわずに使いましょう。

 

 

座薬を使用する時のコツ

 

座薬は溶けやすいため、冷蔵庫で保管します。
すぐに使うと冷たくて固いため、
お尻に入れにくいので、
使用する30分前に冷蔵庫から
出しておきましょう。
少し座薬が溶けてお尻に入りやすくなります。

 

座薬を入れるときはまず、
オムツを脱がして、
子供を寝かせます。
座薬を入れるとうんちが出やすくなるので、
シートなどをひくと安心です。

 

座薬はロケット型になっているため、
先端が細いほうからお尻に入れます。
子供の足を持ち上げて、
一気にお尻に入れます。

 

ためらわずに一気に入れてください。
入れるときに、もたついたり、
焦ったりすると、子供は察知して
暴れたり、力を入れたりするので、
ためらわないこと、焦らないことがコツです。

 

 

座薬をおしりにいれたら、
1分間ほど肛門を指で押さえます。
子供がお尻に力をいれてしまうと、
座薬が出てきてしまうので、
それを防ぐためです。

 

座薬は体内に入らないと効き目がないので、
お尻から出てこないように少しの間押さえておきましょう。

 

だいたい1分くらいが目安です。

 

それからしばらくして、
オムツの中を何度か覗いてください。
座薬が出てきていることがたびたびあるので、
出てきていたらまた入れなおします。

 

30分くらいで座薬が溶けだし、
効いてくるので、30分くらいは
様子を見てあげてください。
暴れたりしないように安静にしましょう。

 

どうしてもおしりに座薬が入らないときは、
座薬に水や油などの潤滑油を塗ると
入りやすくなります。試してみてください。

 

 

座薬を使用する時の注意点

 

座薬は直接腸に入れるお薬です。
胃や肝臓などの臓器を通らないので
体に優しいお薬と言われていますが、
その反面とてもよく効き、
体に負担をかけることがあります。

 

むやみに使用することは控え、
子供の体調をみて、1日1回だけ使ってあげてください。

 

また、肛門はとても傷つきやすく、
入れ方によっては痔になってしまって
血が出てしまうこともあります。
座薬を入れるときは迅速に、しかし
丁寧に入れる必要があります。

 

座薬は体内の温度で溶けるようになっているため、
常温で保管すると溶けて使えなくなってしまいます。
余ったらまた次に熱が出たときに使えますので、
必ず冷蔵庫で保管しておきましょう。

 

座薬は子供にとってとても良いお薬だと
思います。正しく安全につかって
少しでも苦しみをとってあげたいですね。

 

関連記事↓
子供の熱を下げるために試して欲しい4つのこと
子供の高熱が続く原因は?5日以上続くと危険な病気とは?
1歳の子供が40度の高熱の時注意すべき点や対処法
2歳、3歳児が40度の高熱を出した時の対処や病院に行く目安は?

sponsored link

sponsored link


sponsored link

このエントリーをはてなブックマークに追加 

おすすめのコンテンツ


あなたにオススメの記事

子供はよく「痛い」と言ってきて、訴えてきますね。ケガをしていたり、お腹が痛い、頭が痛い、いろいろありますが、舌が痛いと言...

1人で歩けるようになって、走り回るようになって、いろいろな事が出来てくるとますます可愛い盛りですね。でも、歩くときにつま...

子供と一緒に遊んだりお散歩などをしていると転んでしまうことが多く、ケガが絶えないということはありませんか?他の子に比べて...

子供が急に、目をパチパチするようになると、とても心配ですね。あまりにも、不自然な瞬きを見ていると、眼病かもしれないと、不...

任意接種のロタウイルスワクチン。ロタウイルスに感染すると急性胃腸炎になり、下痢や脱水などの症状を引き起こします。感染力が...

赤ちゃんが産まれて予防接種を受ける回数が何回かありますよね。定期接種のものから任意接種のものまで。風疹の予防接種ってどう...

赤ちゃんの予防接種って、種類がたくさんありますよね。接種することで予防できる病気もたくさんあります。麻疹もその一つです。...

子どもがかかりやすい病気の一つです。中には、予防接種を受けた方がいいのか、迷っているママも多いかと思います。今回は、「ロ...

赤ちゃんを育てているお父さんやお母さんであれば、近年、アレルギーを持つ子どもが増えてきている、ということを一度は耳にした...

冬場になると子供の間で必ずと言っていいほど流行する、ロタウイルス・・・。月齢の低い赤ちゃんから小学校に上がる前位の幼児の...

具合が悪いわけではないのに、赤ちゃんの機嫌が悪く、いつもは食べる離乳食をあまり食べない、なんていう時には、口の中に口内炎...

子供は大人よりも体調を崩しやすく心配が絶えないですよね。中でも急な嘔吐や下痢は対処や処理も大変で感染力も強いので親も注意...

生後しばらくして、赤ちゃんの肌に、湿疹ができていたり、黄色いかさぶた状のものはありませんか?それは乳児脂漏性湿疹かもしれ...

皆さん、「腸重積」という病気をご存知ですか。腸重積というのは、赤ちゃんから大人まで年齢に関係なく発症する腸の病気です。腸...

目の前で、子供が突然けいれんを起こしたら皆さんはどうしますか。対処法がわからず、時間だけが過ぎて行き、パニック状態に陥り...

私の息子は出産後に医師から新生児一過性多呼吸だと診断されました。新生児一過性多呼吸になってしまった原因は出産予定日よりも...

田中ビネー式知能検査とは、主にお子様の発育段階を調べるものです。運動性・言語・社会性の3つの領域から、さらに細かく分析し...

子供が熱を出しているとき、少しでも下げて楽にしてあげたいというのが親の願いだと思います。一日でも早く治してあげたいですよ...

ヘルパンギーナという感染病をご存知でしょうか。夏に流行る夏風邪の一種で、口内炎のような水疱が口の中、喉の奥中にたくさんで...

子供が病気の時は親も心配です。特に、熱が高く、苦しそうにしているのは見ている方も辛くなってきますね。子供は体温の調節機能...

風邪をひいたときの解熱剤や、便秘の時の下剤など、小児科で座薬をもらうことは3歳くらいまでは多いかと思います。3歳くらいま...

ヘルペス性歯肉口内炎という病気を聞いた事がありますか?実は子供にとても多い感染する病気の1つなのです。ヘルペス性歯肉口内...

手足口病という言葉を耳にしたことはありますか?夏が近づくと子供がかかってしまわないか心配になるかと思います。私は去年息子...

チック症という病気を知っていますか?チック症とは、癖(チック)が慢性化したときに診断される病気です。3歳ころの幼児期から...

脳の成長が見られず、異常に小さい状態のことを言います。脳が形成される早い段階で頭蓋骨が癒着をしてしまいそれ以上に成長がで...

子供でいびきをかく子は少なく、特に一晩中気になるいびきをかいているのなら何らかの病気である可能性が高いため、病院へ行く必...

高血糖の状態が生後一か月以内に起こり2週間以上続く状態のためインスリン投与が必要となる状態を新生児糖尿病と言います。40...

健康な体の人は、口から肛門まで一本の長いトンネルのように臓器が並んでいますが、何らかの原因で肛門に近い部分の腸管に腸が入...

胃の出口の筋肉が分厚くなることにより幅が狭まり、十二指腸にうまく運ばれず噴水状に吐いてしまう病気です。どんどん吐いてしま...

サーモンパッチとは、毛細血管が一気に広がることにより見える淡いあざの事をいいます。新生児の約3割にみられ、生後すぐあたり...

滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)とは鼓膜より奥にある中耳部分に滲出液が溜まる中耳炎の事です。発熱や痛みなどをほ...

仮性メレナは、生後10日以降に起きやすいもので、お産の時の出血や母乳に混じった血がうんちに出てくる状態で、治療は特になく...

子供が「耳がなんか変!」と訴えて病院に連れていくと、「お耳に水がたまっていますね」と言われることがあります。これが滲出性...

川崎病(急性期)とは?血管に炎症の起こる病気で急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群と呼ばれる病気です。川崎病(不全型)とは?●...

有害物質が体に入り、発症する紅斑です。発症率はかなりの確率(50%)で起こります。生後1〜3日内にみられる紅斑です。大き...

疳の虫とは 乳児期の異常行動を指します。主に、夜泣き・癇癪・ひきつけなどが代表的です。疳の虫の子の特徴は、青白い 青筋が...

授業後や長い休みの時に、障害のある6歳から18歳までの子供が通う施設のことです。目的として、地域交流や自立した日常生活を...

子供が風邪をひいたときどんな症状が一番気になりますか。発熱はぐったりする子も多く心配ですね。鼻水や咳はどうですか少しなら...

子どもは一人一人個性があって活発な子、おしゃべりな子、怒りっぽい子泣き虫な子、おとなしい子、マイペースな子…いろんな子ど...

突発性発疹で子供が不機嫌だと心配でかわいそうですよね。特に乳児期や初めての発熱はどうしていいか分からず慌ててしまいます。...

子供は宝です。子供に恵まれるのは幸せなことです。しかし子育ては楽しいだけではありませんよね。1人でも大変な育児3人以上の...

チック症とは、自分の意思にかかわらず瞬きしたり、声をだしてしまったりする、神経系疾患になります。一見癖のようにも見えるた...

新生児は、通常無菌状態で生まれてきますが、腸内細菌も無菌状態と言えます。新生児壊死性腸炎とは生後30日以内(特に早産で生...

「落ち着きがなく授業中立ち歩いている」「ころころと遊びが変わり集中力がないように見える」「向かい合って話していても目が合...

新生児髄膜炎とはどういう病気が知っていますか?感染力が強いため、赤ちゃんにかかりやすいとされています。初期症状が風邪と間...

夜泣きにしては何だかおかしい、赤ちゃんの頃の夜泣きよりも激しく泣いていてどうすれば良いかわからない、と悩んでいるママが多...

生後6ヵ月頃から発症する中耳炎。子供のうちは中耳炎によく掛かりますよね。特に2歳頃までの子供に多く発症する病気の一つです...

急性虫垂炎という病気を聞いた事がありますか?これはいわゆる「盲腸」と呼ばれる病気です。実は子供にも多く発症される病気とさ...

私自身、子供が居て、突然耳が痛いと言われたことがあります。ですが、時間が経つといつも通りに遊び始めたので何だったんだろう...

小児ストロフルスという病気を知っていますか?生後すぐの頃から約2歳までの子供が掛かりやすい病気の一つです。小児ストロフル...

舌癒着症という病気を聞いた事がありますか?あまり聞きなれない病気ですよね。正式な病名は「先天性舌癒着症・喉頭蓋・喉頭偏位...