子供に多い滲出性中耳炎とは?原因や防ぐ方法はある?

子供に多い滲出性中耳炎とは?

 

子供が「耳がなんか変!」と訴えて病院に連れていくと、
「お耳に水がたまっていますね」と言われることがあります。
これが滲出性中耳炎です。

 

耳がつまったようになって聞こえにくくなり気が付きます。
厳密には「水」ではないのですが、わかりやすいいイメージ
なのでしょう。

 

一般的には中耳炎から滲出性中耳炎になることが多いらしい
のですが、現実には「風邪をひいたあと、熱を出したあと」
が多い気がします。
そして、これが体質のせいなのか何度も繰り返すことが多いです。

アレルギーと滲出性中耳炎

 

特にアレルギー体質の子供は、粘膜系の病気はよく起こします。
口も鼻も耳もつながっているわけですから、喘息、鼻炎、中耳炎
咽頭炎とこの辺はもうセットのようになってしまします。

 

鼻水が耳に回って中耳炎、鼻水が喉に回って咽頭炎、
ここに「扁桃腺肥大」が加わると、もう熱が出るたび、
たいていこのどれかが付いてきます。

 

滲出性中耳炎は、こういう粘膜系の病気を繰り返しているうちに、
ちょっと体力が落ちただけでも起こしてしまうこともあるのです。
子供がなんらかのアレルギーを持っている場合は、
「耳」にも注意が必要ということです。

 

「中耳炎です」「副鼻腔炎です」「咽頭炎です」お医者さんから
こんな病名を告げられると、「ただの風邪じゃなかったのか!」
とびっくりするかもしれませんが、ようするに風邪が悪化しただけです。

 

「悪化させてしまったの?」と思うかもしれませんが、
体質なのでしかたありません。
自分が悪いわけでも、子供が悪いわけでもないので、
素直に受け止めるしかありません。
「外出させたから」「休ませなかったから」「注意しなかったから」
などと原因を追及しても次が防げる保証はないのではないでしょうか。

 

 

滲出性中耳炎を軽くみないで

 

突発性中耳炎と違って、滲出性中耳炎はあまり痛くないことがあります。
「ちょっと耳が聞こえにくい」くらいの症状の場合もあります。
でも、これを放って置くと難聴になる危険があるそうです。

 

 子供が耳の不調を訴えたら
すぐ受診することをお勧めします。
でも、まだ幼い場合はそもそも
「耳の不調」が自分ではわかりません。

 

風邪などで発熱したあとは、名前を呼んですぐ反応するか、
いつもと違う反応ではないか注意する必要があります。
耳をしきりに触るしぐさも要注意です。

 

 

耳鼻科が子どもばかりなわけ

 

子供が風邪をひくと、普通は小児科につれて行くでしょう。
でも、小児科では鼻水を吸ってくれるところがあまりありません。
だから、具合が悪くなったら「耳鼻科」に連れていく親も多いです。

 

耳鼻科ではたいてい鼻水を吸い上げてくれて、吸入もしてくれます。
これで子供は一時的に楽になるので、親としては助かるのです。

 

おそらくこれが粘膜系の病気を続けて起こしやすい子にとっては
次の病気を防ぐ予防となっているのかもしれません。

 

花粉症も最近は幼児から発症することが増えているそうです。
花粉症もアレルギーの一種なのですから、喘息、鼻炎、中耳炎、
咽頭炎と無関係ではいられません。

 

花粉症と診断された子供も
滲出性中耳炎には注意が必要です。

 

 

滲出性中耳炎を防ぐ方法

 

防ぐ方法は残念ながらありません。
子供が風邪をまったくひかないようにするのと同じです。
集団生活していれば、風邪をうつされることは当たり前です。
体質によるものが大きいので、成長を待つしかないのです。

 

あとは「身体を鍛える」「体力をつける」です。
プールは完治するまでは禁止なのですが、予防には最適です。
もちろん他の運動でもいいのですが、スイミングは全身運動で
内臓も鍛えられると、積極的に通わせる親も多いです

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