３歳の子の赤ちゃん返りを卒業させる方法　～原因や対処法～

３歳の赤ちゃん返り　なぜなってしまうの？

下の子どもが生まれてから、上の子どもが急に赤ちゃん返りをする、なんて
よく耳にする出来事ですよね。
特に多いのは３歳の上の子、１歳の下の子、のパターンのようです。

１歳になると自我が芽生え始めて目を離せないときですよね。
そうなると３歳の子どもを放ったらかしにしてしまう場合も増えてきてしまいます。
そんな頃、３歳の上の子は今まで一人遊びもできてたのに急に「ママ！ママ！」攻撃が激しくなったり、

後追い時期のようにトイレまでついてきたり。
下の子どもの世話に追われているのにその上赤ちゃん返りまで・・・と
ぐったりしてきているママも多いのでは？

では、なぜ赤ちゃん返りが発生するのでしょう？
いつ頃までダブル攻撃から解放されるのでしょう？

３歳にもなるとゆっくりでも一人でだいたいの事は出来るようになっていますね。
着替え、食事、排泄。
これらがいきなり「できない！」なんて言われると親もびっくりします。

下の子に手がかかるのに、「困らせないで！」と怒ってしまう方も多いのでは？
なぜいきなりそんな現象が出てきたのでしょう。

今まではママもパパも自分に掛かりっきりだったのに、急に現れた赤ちゃんという存在に
その全てを取られた気持ちになってしまうのです。
今までは振り返ったらいつもママが見ててくれたのに、今では振り返ってもママは
いつも赤ちゃんの方を見ている・・・子ども心なりに寂しさを感じているのですね。

赤ちゃん返りはその寂しさの現れなんです。
子どもによってはトイレトレーニングで無事卒業したオムツに逆戻りしたり
ミルクを欲しがったりする場合もあるそうです。

「お着替えできない！だからママして！」

「お片付けできない！だからママがして！」

赤ちゃんはできないからママがしてあげるんでしょ？
じゃあ、僕もできないからママがして！！

という気持ちが赤ちゃん返りになっています。

でもこれを解消してあげるとすぐに赤ちゃん返りを卒業する子もいます。

赤ちゃん返り真っ最中の禁止ワードがあります。

「お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだから我慢してあげて」

これを言われると子どもも余計に赤ちゃんに戻って構ってもらおうとします。
子どもに伝えたいことは「あなたのこともちゃんと見ているよ」という事です。

自分で何でも出来る年齢になってきたから、出来て当たり前なんだ、と思わずに
一つ一つを誉めてあげましょう。
お手伝いを誉めてあげるのも大事ですね。

「○○ちゃんがこれをしてくれたからママ助かったよ」

この一声で上の子は「役に立った！」と気持ちを満たす事ができます。
赤ちゃんにならなくてもママはちゃんと僕の事を見てくれているんだ！と
思ってくれたら赤ちゃん返りは自然となくなります。

子どもは赤ちゃんにママを取られた！と思っているので、ママは君のことも
大好きなんだよ、ときちんと伝えてあげる事が大事です。

パパがお休みの時や、周りの手が借りられる時は赤ちゃんをお願いして
上の子と２人だけで出掛けてみるのも良いですね。

赤ちゃんと同じ空間にいると赤ちゃんが泣くたびにまたママは赤ちゃんの所へ行ってしまう、と
上の子は思うので全く別の空間で過ごす事をお勧めします。

近所のスーパーでもいつもの公園でも良いのです。
ママと２人、という事が大事です。
ママと僕だけの秘密を作ってみても良いかもしれません。

しばらくの間だけでもママが独占できると子どもは自分で納得して
親が言わなくてもお兄ちゃん、お姉ちゃんとして赤ちゃんと接してくれるようになります。
今まで独占できていたママを取られた寂しい気持ちを理解して埋めてあげるようにしましょう。

新生児から１歳頃まで手のかかる下の子を見ながら
上の子の赤ちゃん返りを見るなんて、眩暈がしそうなほど大変ですよね。

日々の生活に追われ過ぎて子どもの小さなサインを見逃してしまいがちですが
たまに立ち止まって手を差し伸べてあげるだけでママ自身も楽になったりします。

「ママも僕の事は大好きなんだ」と上の子が再確認できると

「ママが大事にしている赤ちゃんなら僕も大事にしてあげないと！」と

敵視していた赤ちゃんにも自然と大事にするようになりますよ。

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