２歳、３歳児の肺炎の症状、対処法は？風邪との見分けるポイント

お子さんが２、３歳頃になると、
だんだん言葉も発達してきますので
話の内容もママやパパも理解できるように
なってきますよね？

しかしまだまだ分からない事も多い
時期でもあります。

特に普通の風邪と、肺炎の子供の
体調変化はかなり分かりにくいのものです。

そんな今回は２、３歳児の
『肺炎について、症状や対処法、気を付けて欲しい事』を
私の体験談と共にお伝えしていきながら、
お話させて頂きます。

肺炎の種類や症状は？

肺炎の種類は様々ですが、
簡単にご説明しますと、

１ウイルス性肺炎
２細菌性肺炎
３マイコプラズマ肺炎
４クラミジア肺炎

という４つの種類の肺炎があります。

あまり聞きなれない名前かもしれませんが、
子供は汚い物でも口に入れたり、
飲んだりしますから、
『ウイルス』や『細菌』などとは
隣り合わせの関係なような気もしますよね。

ですから、１と、２の肺炎に関しては
何となく名前からも想像が付くという
方もいらっしゃるかもしれません。

３のマイコプラズマ肺炎に関して言えば、
保育園や幼稚園などの集団生活において
伝染してかかりやすいですし、
４のクラミジア肺炎については、
熱はそれほど高くはならずに、
咳や喉の痛みが長く続く症状が挙げられています。

どの肺炎も『喉の痛み』『咳』『熱が上がる』
等の風邪と似たような症状があります。
又、最初は風邪を引いていて、
その風邪が引き金となって
肺炎を起こしてしまうケースも少なくはありません。

そして、それぞれの肺炎の種類によっても
症状の出方は変わりますから、
親の目から見ても、本当に
判断が難しい症状だと思います。

特に『細菌性肺炎』とういう肺炎に関しては、
とても厄介な肺炎で、
突然39～40度の熱が出たと思ったら、
激しい咳が続いて、
『ゼーゼー』と言ったような
普通の呼吸では無くなります。

明らかに辛そうな感じになりますから、
分かりやすいかと思います。
そして、病院で診察をしてもらう時点で既に
脱水状態になっている場合もありますから、
即入院という事もあります。

いつもとは違う苦しそうな咳をしていたり、
高熱が続くようでしたら、
すぐに病院に行く事をお勧めします。

又、小児科に行っても
しっかりと検査されずに、
見過ごされてしまうケースもありますので、
レントゲンをしっかりと撮って頂き、
診察をしてもらう事が大事です。

風邪と肺炎を見分けるポイント

上記の症状を見ても、
風邪と似たような症状だから
分かりにくいかとは思いますが、
私は見分けるポイントに

『咳が長引く』
『繰り返される発熱』

この２つの様子だけは毎回必ずみています。

というのも、実際に上の子がちょうど２歳の頃に
『細菌性肺炎』にかかってしまったからでした。

最初は普通の風邪だと思い、
近くの小児科に行って診察をして頂き、
風邪薬を処方されて、飲ませていました。

しかし一向に良くなる所か、
苦しそうな咳や、繰り返す発熱を繰り返し、
見ていてとても可哀そうでしたから
座薬を入れて熱を下げてという繰り返しでした。

あまりにも、おかしいな？と感じて
総合病院に連れて行った所、
『細菌性肺炎』という診断で、
症状がひどくなっていて
即入院という結果に至りました。

ですから、具体的に症状を話せない２、３歳児の
様子の変化を察知できるのは親(自分)しか
いないのだと感じ、そこで随分反省もしました。

２、３歳児はとにかく風邪を良く引く

上の子がいらっしゃるママであれば
特に分かると思いますが、
とにかく兄弟間で風邪を移し移されですし、
保育園に通わせているお子さんであれば、
そこからも色々な菌をもらってきますし、
とにかく病院に行く回数が何かと増える時期です。

子供が沢山集まって遊ぶ施設が室内ですと、
色々なお子さんがいますから、
そんな環境からも移されてくる事があり、
外出すら怖くなってしまう時期もありますが、
１年毎に子供も抵抗力や免疫力も高まって
いきますから、『今の時期だけ！』
と、割り切って過ごされてみた方が
ママのストレスも減ります。

しかし結局夜通し面倒を見るのはママになって
しまう家庭も少なくはないと思いますが、
なるべくパパの協力の元、
夫婦でお子さんを励ましながら
乗り越えていってもらいたいものです。

肺炎にかかってしまった時は？

病院に行って『肺炎』と診断されてしまったら、
やはり心配になりますよね？

しかし、大概は抗生物質を処方してもらい
お家での治療になりますから、
とにかく身体を休めさせて回復を待ちます。

脱水症状だけは気を付けて頂きたいので、
水分はお子さんの飲める物でこまめに
あげて頂いたら良いかと思います。

又、症状が重い場合ですと、
入院という事がありますから、
ママの勘で『何だかいつもと感じが違う。』
と思った時点ですぐに病院に行く事が重要ですし、
病院も的確な診断をしてくれない場合もありますから、
気になる事、心配な事は、
遠慮しないで医師に伝えて欲しいと思っています。

２、３歳のお子さんもいつもと違う症状になると
途端に不安になったり、甘えだしてきますから、
そんな時は優しく抱きしめて撫でてあげるだけでも
お子さんの精神面は安定しますから、
『ママの優しさもお薬代わりになる！』
という気持ちで接してあげて下さい。

どんな子でも肺炎にかかる事がある！

皆で生活を共にしているという事は、
どんな病気もかかるリスクはあります。

風邪に一回もかかった事が無いという
大人の方はいないように、、
お子さんもどんなタイミングで肺炎に
かかってしまうかも分かりません。

集団生活をするようになれば
もっとかかるリスクも高まりますが、
しっかりと抗生物質で対処すれば、
必要以上に怖がる病気では無いので、
普段からお子さんの体調の変化に
気付いておく事が、
一番大事な事なのでは？と思っております。

２歳、３歳児の肺炎の症状、対処法は？風邪との見分けるポイント