３歳児に中耳炎が多いのはなぜ？耳が痛いと訴えてきたら

３歳児は中耳炎になりやすい？！

子供がいきなり耳が痛い！と
訴えてくる事があります。

３歳児の耳が痛くなる原因に
とても多いのが中耳炎です。

３歳児にはなぜ中耳炎が多いのでしょうか？
中耳炎にかかる原因や
その対処法について
くわしくまとめてみました。

中耳炎を発症する原因

風邪を引いたかな？と思ったら
中耳炎を発症している事が多いですよね。

なぜ風邪の時に中耳炎を発症しやすいのか
知っていますか？

中耳炎は耳の中の中耳の部分に
菌が入り込んで炎症を起こす事で
発症します。

鼻と耳は繋がっているので風邪を引いていると
鼻の菌が耳の中に入り込みやすくなっているのです。

中耳炎を発症した時に
風邪と似たような症状が出るのは
中耳炎が耳の中で炎症を起こしている為
発熱する事があるからです。

３歳児に中耳炎が多いのはなぜ？

大人に比べると３歳児に中耳炎が多いのは
耳と鼻をつないでいる管が
大人に比べて短くて太いので
中耳の部分に菌が入り込みやすい形になっている為です。

まだ免疫力の弱い３歳児は
集団生活や人が多い所へ行くと
風邪の菌をもらってきやすいですよね。

その時に感染した菌が
短い管の中を通ってしまい
中耳の部分で炎症を起こしやすいので
中耳炎の発症が多いと言われています。

小学生高学年頃になると
耳と鼻を繋いでいる管も
大人に近い形状に成長する為、
中耳炎の発症率は下がると言われています。

３歳児に多い中耳炎の種類

「急性中耳炎」
耳が痛いと訴えて耳鼻科に連れて行くと
急性中耳炎と診断された子供は多いと思います。

急性中耳炎は子供の中耳炎の中で
一番発症の多い中耳炎です。

鼓膜の中で膿がたまって圧迫されるので
耳の痛みがとても強いのです。
耳の痛みと同時に発熱する事もあります。

急性中耳炎の治療は
症状の進行度合いによって変わります。

症状が軽度の場合、
抗生物質等の薬による治療を行います。

症状がなくなったからといって
途中で飲み薬を止めることは
やめましょう。

鼓膜の中に溜まっている膿が
まだ残っている状態で薬を止めてしまうと
完治しておらず再発してしまう事があります。

急性中耳炎は鼓膜の中に溜まっている膿が
全て取り除けるようになるまで
約１ヵ月前後掛かります。
長いと３ヵ月間ほど
治療する場合もあります。

途中で通院をやめずに
最後まできちんと治療する事が大切です。

症状が悪化していて
重症化している場合は、
鼓膜部分を切開して
膿を取り除きます。

鼓膜を切開しても約１週間前後で
傷は自然に塞がります。

「滲出性中耳炎」
鼓膜の中に液がたまってしまい
普段のように聞く事ができない状態になります。
しかし、発熱等の症状はなく、
こちらの声掛けに応答しなくない場合があります。

滲出性中耳炎は初期であれば
鼻から空気を送り込む事で
鼻と耳を繋いでいる管の通りをスムーズにして
治療する事ができます。

重症化している場合は
鼓膜部分を小さく切開して
液を全部取り除きます。

悪化している場合は一度の治療で
全ての液を取り除く事ができないので
最長でも約１年ほど
鼓膜にチューブを入れて
液を全て取り除く方法を取ります。

鼓膜を切開した傷は自然と治りますので
心配はありません。

中耳炎を発症した時の応急処置

夜中に子供が耳が痛いと訴えてきた時は
解熱鎮痛剤を使用してあげましょう。

この時服用する解熱鎮痛剤は
座薬でも内服薬でもどちらでも大丈夫です。

それから子供が痛がる耳の方を
冷やしてあげましょう。

直接氷を当てるよりは
保冷剤をタオルに包んだ状態で
耳の後ろから冷やしてあげるようにしましょう。

翌日、耳鼻科へ連れて行ってあげるようにしましょうね。

中耳炎の予防方法

子供が中耳炎になりやすいのは
風邪を引きやすいからですが、
特に鼻が詰まっていると
中耳炎を発症しやすいです。

鼻が詰まってきたと思ったら
鼻通りを良くしてあげるようにしましょう。
鼻をかむ時は片方ずつかむようにしてあげましょう。

風邪を引き始めたら
子供の耳の様子も注意して見てあげましょう。

軽度の中耳炎であれば
そこまで痛みを伴うこともなく、
治療も早く終わります。

合わせて読んでほしい記事↓
・子供の中耳炎の原因、症状、治療法は？お風呂は大丈夫？
・子供が耳が痛いと訴えてきたら～中耳炎以外の原因とは～
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