２歳になっても夜泣きしてしまう原因や対処法

２歳になっても夜泣きをするのはなぜ？

新生児の頃は毎日夜泣きがあっても、

まだ赤ちゃんだから…と頑張れていましたよね。

育児書等には1歳半頃から生活リズムが作られて

だんだんと夜泣きが減っていく、と書かれている事が多いのに

２歳になってもまだ夜泣きをするのはなぜでしょうか。

まずは赤ちゃんの夜泣きについて理解しておきましょう。
寝る前にご機嫌で遊んでいても夜泣きする事があります。
これはなぜでしょうか。

新生児の頃の赤ちゃんはまだ昼夜のリズムがついておらず
泣いて眠って、泣いて眠って、の作業を繰り返しています。

夜泣きというよりは、常に同じ状態で生活を繰り返している真っ最中、ということですね。
お腹の中にいた頃には感じなかった
「眠気」「空腹」にびっくりして泣く、なんてお話しも聞いた事があります。

これらは生活リズムが作られる1歳半頃には自然と治っていく場合が多いです。
しかし、２歳になってもまだまだ現役で夜泣きを頑張る赤ちゃんもいますね。

２歳ぐらいになると情緒も発達してきて様々な感情が沸き起こってきます。
大人のように楽しかったり、嬉しかったり、悲しかったり、怖かったりし始める頃です。
また、記憶が混乱していて昼間の出来事を寝ている間に反芻している事もあるそうです。

精神的に不安定な事があると夜泣きをする場合もあります。

では一体どんな事が夜泣きの原因になるのでしょう。
まず、赤ちゃんの生活リズムは整っていますか？寝ている部屋は暗くしていますか？

日中明るい時間帯に行動して、夜は暗くする事で体内の時計を確立させてあげます。
この時計が乱れている事が夜泣きを引き起こす原因にもなります。

また、寝る前にテレビを見せたりDVDを見せたりするのは控えましょう。
寝る前に映像を見ると脳が興奮状態になったまま入眠する事になります。
興奮状態のままゆっくり寝るのは大人でも難しいですよね。

あるいは、精神的に不安定な時に夜泣きをするパターンもあります。
いつもと変わった事はありませんでしたか？

例えば引っ越しをしたり、保育園に預け始めたり、いつもと違うところへお出かけしたり。
私の子どもは日中遠出した時に夜泣きする事がありました。
こういった変化にびっくりして睡眠中に思い出して夜泣きをする事もあります。

それでは夜泣きをした時にどのように対処すれば良いのでしょう。
まずは生活リズムがきちんと作られているか見直してみましょう。
そして、寝るときには光や音で睡眠の邪魔をしないようにしましょう。

日中はできるだけ体を動かして遊べるようにするのも大事です。
体が大きくなってきて基礎パワーも増えてくると疲れを感じるまでに
赤ちゃんの頃よりも時間が掛かります。

昼間に思いきり遊んで疲れ果てて寝る状態は理想的ですね。
夜泣きの時に添い寝してあげるのも効果的です。

しかし、抱き上げると寝転んでいる状態から急な変化に驚いて更に泣いてしまうこともあるので
添い寝で横にいる安心感を伝えてあげる方が良いです。
可能ならば入浴する事も効果的です。

湯船につかる事で精神的にも落ち着く場合があります。

今までの夜泣きと違って「ぎゃーーー！」っと泣き叫ぶような夜泣きがあります。
これは夜驚症と言って、普通の夜泣きとは異なります。

生活環境が原因の夜泣きと違って夜驚症は性格によるものが多いです。
ホラー映画を3Dで体感しているような、怖い夢を見ていると解釈しましょう。

夜驚症の対処法は見守る事しかありません。
慌てて抱っこをすると怖い夢の最中で急に現れた何かに体を触られた感覚になり
更に悪化させてしまいます。

体が激しく動く場合もあるので安全の確保を優先しましょう。

5歳になったわが子は夜泣きなんてどこへやら、いつも電池が切れたように熟睡するようになりました。
振り返ればあっという間でも親も疲労が溜まってくる時期ですよね。

日中の過ごし方を見直したり、普段より多めに子どもと向き合ってみたり、
普段の育児の中で少しでものんびり時間を作ってみると良いかもしれませんね。

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