１歳の子の平熱はどのくらい？低体温などの原因とは

１歳の子の平熱はどのくらい？

子どもは一般的に、大人よりも体温が高いといわれています。
だいたい、１歳児の平熱というのはいったい何度くらいなのでしょう？

そもそも平熱、というのは個人差が大きく、
また、一日の間に1度くらいは前後するので、
常日頃から、平熱はどのくらいなのかを測定しておくことをお勧めします。

37度あったら、発熱？？

今はデジタル式の体温計がほとんどですが
昔は、メモリのついた体温計でした。
その体温計、37度のところが赤文字で書かれていたため
昔の体温計を知っている人の中には37度になったら発熱という状態で
風邪をひいたということだと思っていらっしゃる方が多いと思います。

しかし、この赤文字は、発熱のしるしではなく
３７度くらいまでは平熱だというしるしなのです。

もっと言えば、３７度くらいあったほうが、実は人間の免疫機能はフル回転するのです。
逆に、３６度台前半など、体温が低いと、身体が体温を一定に保つために
酵素の働きが鈍るので、病気にかかりやすくなってしまいます。

人間の身体の中には、白血球を元気にして、免疫力を向上させる
ビフィズス菌という乳酸菌が棲んでいます。
この乳酸菌は本来母乳にも含まれるものなので、
生涯食物から摂取して育てないといけないのです。

でも、毎日ビフィズス菌入りのヨーグルトを与えていたとしても
体温がその菌の発酵に必要な37度よりも低いと発酵されないので、
それらの栄養素は吸収されにくいのです。

37度というのは、いわば理想的な体温だといえます。
スポーツ選手などでも、控えの選手も体を冷やさないように、
ウインドブレーカーなどを着込んで準備をしていますね。
あんな風に、身体を暖める、すなわち体温をある程度高くすることは
身体を動かしたり、ものを考えたりするのに、とても良い状態なのです。

それは大人も子どもも同じで、子どもの方が、より本来の人間の機能が働いているので、
３７度くらいが平熱という子どもが多いのです。

ちょっとの熱で元気がなくなるのは？

もしも37度くらいでぼんやりとして、元気がないようでしたら、
その子は熱に弱いタイプで、きっと平熱が低いのでしょう。

３７度あるほうがいいとは言っても、その体温で、その子がきつそうにしていたら、
そればやはり休息が必要ということ、体調をくずしているということです。

普段が３６度を切るという子も中にはいますが、
そういう子はやはりちょっとの熱でもぐったりとしてくるようです。

そういうことからも、子どもの平熱を知っておくことは
その後の対処の仕方が変わってくるので、大切なことになります。

低体温の原因とは？

低体温を引き起こす原因には、乱れた食生活が挙げられます。
子どもの乱れた食生活というのは、現代は、夏の食べ物を冬に食べたりしますね。
そういうことの積み重ねが子どもの低体温を引き起こします。
また、空気の加工も原因と言われています。
いつも、エアコンの効いた部屋にばかりいるのではなく、
外でもしっかり遊んで外気にふれることが、子どもの平熱をあげ、
健康な状態を保ってくれるのです。

１歳の頃から、子どもの体温に気をつけて、生活をすれば
心身ともに健康な、少々の熱にも負けない身体を作ることができます。

平熱の測り方は？

まずは、一日三回～四回測ってみましょう。
測るときは、健康状態が良く、で機嫌のよい時です。
食後はや入浴後は体温が上がりやすいので、避けましょう。
そして、できれば何日か続けて測るのがよいですが、
同じ時間帯で、測る部位も同じ、条件なども同じで測りましょう。

また、これは年齢によっても変化していきましので、
一年ごとに測ってみることをお勧めします。
お誕生日前後に測るという習慣をつけておくといいですね。

うして、子どものご機嫌と体温と記録しておくと、
いざ発熱したときに、なにが原因かわかることが増えてきます。

具合が悪くなって、病院に受診に行った時も
先生に体調を伝える目安にもなりますね。

個人差が大きいことなので、ここは本や友達の情報にまどわされることなく、
わが子の平熱として、親が確認しておきましょう。

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