１歳の遊び～外や室内で何して遊ぶ？～

１歳の遊びは学びの時間

１歳を過ぎると、自分で歩けるようになったり
歯もだいぶん生えてきたりします。
また、自分が思うように身体を動かせるようになっていき
乳児から幼児へと変わっていくのが目覚ましい頃です。

生活自体も夜間に長く眠るようになって、お昼寝は１回という子も増えてきます。

そうなってくると考えたいのが、遊びの部分です。
しっかりと生活習慣を整え、遊びの時間もその習慣の中に取り入れると
その遊びが学びに変わってきた時に、学ぶと言うことが習慣になってきます。

そう、１歳児の遊びとは、つまり学びの時間です。
何をしても学びにつながるこの時期は
家の中だけでなく、一日に一度は外に遊びに連れて出たいものですね。

１歳児の外遊び

いろんなものに興味を持って、じっくり見つめたり
触ってみたりし始めます。
お家の中とは違って、お散歩の道や公園に行くと
砂や土を触ったり、石を拾って遊んだりするようになります。
触ったり、見つめたりしながら、そのものの形を感じたり
感触を楽しんだりしています。
大人には教えられないものを、自然の中から学び取っているこの時期は
見守りと声掛けの時期です。

何でも口に持っていく時でもあるので
（これは一番敏感な唇や舌で学んでいるのですが）
危険なものを口にしないように、しっかりと見守って、
子どもが自然から学び取る姿勢を否定しないようにしましょう。

また外遊びの時に、ママとヨーイドン！！をしたり
草の上でごろごろ転がったり
全身を使って遊ぶことをやってみましょう。
ギリギリのところで子どもに負けてあげたりすることで、
子どもは何度もやってみたくなります。

また、公園ではなく、ただの野原や
普段通る道を自由に好きなだけ
歩くというのも子どもにとっては遊びです。
坂道を登ったり、下ったりも、ちゃとした遊びであり、全身運動です。
安全で広々とした場所では、大人は見守る
という姿勢で一緒に遊んでみましょう。

1歳児の室内遊び

この頃は手先も器用になってきて
ある程度小さなものも、持って遊びことができるようになります。
また、積み木を積んだり、並べたりということ
ができるようになってきます。

この時に、大人は子どもややっていることを
言葉にして添えてあげましょう。
「高く積めたね」「崩してみようか？」
「ほら、ガラガラって崩れたね」などなど
普段の生活では使わない言葉も
こんな遊びの中から獲得していきます。

この頃は繰り返しというのも好きな時です。
積み木を積んでは崩すというのを
何度も繰り返して遊ぶのですが
親もそれを楽しめるようになるといいですね。

積み木を人に渡したりも
この頃できるようになってきますので
「はい、どうぞ」「ありがとう」のやり取りをして、
コミュニケーションを遊びの中から学ぶ時期でもあります。

１歳児の絵本読み

また、この頃は、絵本をよむことさえも遊びです。
子どもに身近な、動物や乗り物、食べ物
に関する絵本を読んであげることで
親子のコミュニケーションにもなります。

まだ文字が読めないし、意味がわからないのでは
と思う方もいると思いますが心配はありません。
子どもに絵本を通して、言葉や文章を覚えていくのです。
教える気持ちで何度でも読んであげましょう。

絵本を読むときに、子どもがどんどんめくってしまって
文章を全部よめなかったり、同じところを何度も読んで
先に進めなかったりと、大人が思う絵本読みとは
違うことが多々あると思いますが
そこは怒らないで、一緒に楽しんであげると
子どもは本と親しむことができます。

先に進まなければならない理由も、
同じところを何度も読んではいけない理由もありません。
子どもが「こうやって読みたい」
という気持ちを大切にしてあげましょう。

１歳児の運動遊び

まだ小さいので室内でも運動遊びはできます。
家の階段の上り下りは、誰でも楽しめる運動です。
追いかけっこなどしながら、階段の上り下りをやって見てください。
何よりも、パパ、ママと楽しんで遊ぶことで、
子どもは身体を動かすことが好きになっていきます。

家の中でのハイハイリレーも
ママと一緒ならとても楽しいものです。
まだお友達とかかわって遊ぶという感じではないでしょうが、

この頃から、お友達と同じ時間を共有しながら
楽しく過ごすというのも教えてあげましょう。

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