１歳児に与える牛乳の量は？離乳食や飲ませる上での注意点

１歳児に与える牛乳の量は？いつから飲む？

１歳頃になると離乳食完了を目前に授乳を
減らしたりほとんどミルクを飲まない赤ちゃんも
いると思います。代わりに牛乳を飲み始めて
みよう、と考えているママも多いのでは？

１歳の赤ちゃんに牛乳を飲ませる量や注意点を
把握しておきましょう。

授乳をしているから、ミルクを飲んでいるから、
牛乳は早くから飲んでも大丈夫と思われがち
ですがそれは間違いです。

牛乳は鉄分の吸収を妨害してしまうので
１歳過ぎた頃から与えるようにしましょう。

早くから牛乳を大量に飲ませていると消化管出血を
引き起こす可能性があります。

牛乳はもともと牛の赤ちゃん用のミルクです。
ヒトの赤ちゃんが飲むには栄養面を考えても
１歳以降が望ましいとされています。

初めて牛乳を飲む時は少量（約５０ｃｃ）から
与えてみましょう。最初から冷蔵庫で冷えた
牛乳はお腹を冷やしてしまうので授乳やミルク
のように人肌程度に温めたものをあげましょう。

この際、コップで飲む練習も併せてみるのも
良いですね。いつもよりトイレの回数が増えたり、
お腹が緩くなったり下痢の症状が出た時は
牛乳を与えるのはやめて下さい。

体調が変わらなければ、少しづつ飲ませて
みましょう。人肌の温かさで飲める事が
確認できたら、次は室温の温度に戻したものを
与えてみましょう。

順調に飲めていれば冷やしたものを
飲んでみましょう。

時間を掛けながらゆっくりと進める事が大事です。
１歳の赤ちゃんが１日に摂る量の目安は
チーズやヨーグルトなど牛乳以外の乳製品も
あわせて１日約３００ｃｃとされています。
ゴクゴク飲むからといって与え過ぎには
注意しましょう。

最初は離乳食に牛乳を入れてみるのも良いでしょう。
牛乳単体で飲むよりクセも少なく、
赤ちゃんも口に入れやすいと思います。

「牛乳パン粥」
お鍋に牛乳を入れて温めてから食パンを
ちぎって入れて煮立てたら完成なのでとても簡単です。
食パンにアレルギーがないか確認して下さいね。
野菜ペーストや角切りに切った野菜を
入れてみるのもオススメです。

「ホットケーキ」
手づかみするようになっていたらホットケーキも
お勧めです。材料の中に牛乳が入っていますが、
実際食べてみると食感も味もわかりづらいので
最初の頃に牛乳を試してみるには
丁度良いメニューです。

赤ちゃんが片手で食べやすいように
小さく焼いてあげましょうね。

「ホワイトソース」
お鍋に小麦粉とバターを火にかけて牛乳を
足しながら混ぜるとホワイトソースの完成です。

シチューやグラタンはもちろん、野菜や魚に
掛けるだけで簡単に一品が出来上がるので
ママにもお得なメニューですね。

製氷機や小分けのブロックに入れて冷凍する事も
できるので保存食としても活用できます。

カルシウムが多く取れる牛乳はたくさん
飲んでほしいと思う親心。しかし、大量の牛乳は
赤ちゃんの体にとって良くありません。

牛乳を多量に摂取することで鉄分を上手に
吸収できなくなり、酷いと貧血を引き起こすことも
あります。

また、お腹がゆるくなりやすいので
下痢が続く場合もあります。
下痢が続くと必要な栄養分まで摂取できなくなり
酷くなると脱水症状を引き起こしてしまいます。

牛乳を与える時は与え方、量を把握して過剰に
あげすぎないようにしましょう。
事前にアレルギー確認をしておくのも良いですね。

牛乳が飲めるようになると離乳食の幅も
一気に広がりますね。

今まで同じような味付けだったものが更に
バリエーション豊かにできます。ですが、ママが
焦ってあれもこれも試すのはやめましょう。

赤ちゃんの体にあった栄養の取り方と、必要な量を
見極めて赤ちゃんが無理せずに楽しく食事が
取れるようにしてあげて下さいね。

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